心のエネルギーを充電

  • 2015.05.31 Sunday
  • 19:22
昨晩は、吉井さんのライブに行ってきました!

前回見に行ったのは福岡公演のときだから、約1年半ぶりです。今回は広島。やっぱり会場が近いと移動がラクです。

チケットの座席番号が1ケタ(たいてい端っこのほう)だったので、これは見づらいかと思っていたのですが、座ってみるとそれほどでもなくひと安心。昔はとにかくなんでも前列のほうが良いと思っていましたが、このごろはステージ全体がほどよく見渡せる程度の場所もいいものだなと思うようになりました。

ライブ序盤のトークで「広島出身のLINE友達に教えてもらったので」と広島弁を披露する吉井さん。何を言い出すかと思えば、

間違えんさんなよ!

ますやみそよ!

……これ、地元企業のコピーなのですが、お客さんがあんまりにも大ウケするので、喋った吉井さんも少々驚いた様子でした。

「最後まで楽しんでつかあさい!

つかあさい、は最近はもう年配の方も使わないかも……。でも、うれしいファンサービスでした。

吉井さんも来年で50歳になられるそうです。早いなあ。
しかし、年齢を感じさせないスタイルで、歌声もすごくのびやかでパワフルで、前よりも若々しくなっているんじゃないか?と感じました。バラードのときはあえて目をつぶって聴いてみました。

アンコールの一番最後の歌は、新曲のカップリング曲。

「ひとりぼっちと思ったらいけないよ」「振り向くことなくその人の/腕をしっかり掴むんだ/何があっても離してはいけないよ」『ボンボヤージ

不覚にも涙腺がゆるんでしまいました。
いろいろあるけど、乗り越えていこう、という主旨の歌は数々ありますが、私にとって一番ピンとくるのは吉井さんの歌だし、「ああ、そうだよな」ってひらめきを与えてくれるのは吉井さんのライブなんですよね。ええ、勝手な思い込みですけど。

先週は夫が永ちゃんのライブに行ってきて鼻息フンフンで帰宅してきましたけど、自分より年上のミュージシャンがかっこよく年を重ねてゆくのって、頼もしいし、励みになります。

今日は全身が筋肉痛。ストレッチしつつ、ゆっくり過ごしました……。明日からまた頑張ろう。

ありがとうと言えた回数

  • 2015.05.16 Saturday
  • 00:39
私の地元では、不定期ではありますが、県内の複数のAAグループが協力して、公報のイベントを開催しています。

イベントでは、まだAAをよくご存知ではない皆様…ご家族や行政関係者、学生の皆様にも参加して頂けるように、メンバーの体験談や医療関係者の方のお話のほかに、質問コーナーを設けています。

数年前のイベントでのこと。
その時はなかなか質問が出なくて、司会を務めていたメンバーが、受付名簿をもとに、ある学生さんに声をかけました。

いきなり当てられた学生さんも戸惑った様子で、しばらくの間がありました。やっと出た質問が「あのー、さっきお話に出てたシアナマイドって、なんのお薬ですか?副作用は強くないんですか?」でした。

失礼ながら、話の本筋とは離れた内容でした。

会場にはアルコール依存症の治療に尽力されているお医者さんが何人かおいでになっていたので、すぐに回答して頂いたのですが、仲間の体験をしみじみと聞いていた私にとっては、的はずれな質問としか思えませんでした。メンバーは薬の話をしたわけではないのに、もっと他に感じたことはなかったんだろうか…。

終了後、別のメンバーにこぼしたところ、「そんなものじゃないのかなあ」と言われました。「まだお仕事としてアルコール依存症の患者に関わったことがないんだもの。たとえば『否認の病気だ』と授業で習っても、じゃあ実際に患者が周りの人たちに対してどんな言動をするのか、想像すらつかないんだと思うよ、きっと」

そんなものなのか…。

体験を語った仲間は、私たちとはグループこそ違うけれど、体調の悪いときや家庭の事情がたいへんなときも、めげずにコツコツ通っていたのを知っていました。

人前で話すのがあまり得意ではないにも関わらず、お酒を飲まなくても済むようになった喜びを一所懸命に語ってくれたのに、そのお話に対する質問が薬の名前のことだけなんて…と、しばらくの間こだわりが取れませんでした。

まあでも、そこを察しろというのは、どだい無理な話なんですよね。

時間が経ってみて気づいたのですが、あの頃の私は、自分たちの活動を知って欲しいという気持ちが高ぶるあまり、その意気込みに見合う結果を期待し過ぎていたのだと思います。それもすぐに、目に見える形で。

役に立ちたいのだ!という思いを口実にして、感謝を伝えた人の数よりも、自分を認めてもらえる人の数のほうに気をとられていたとも言えます。

まったく見返りを求めることなく、人のお役に立とうという境地には至っておりませんが、今は「来て良かった」と思ってくれる人が一人でもいればいいな、ぐらいに思っています。

イベントのたびに、お薬の質問をした学生さんのことを思いだします。

ところで、その時の質問にていねいに答えて下さった先生が、先日お亡くなりになられたとのこと。私たちのイベントに、ほぼ毎回参加してくださっていました。とても残念です。

公報が第一の目的のイベントではありますが、医療関係者の皆さんの交流の場になってきているようで、それも良いかもね、と仲間内で話しています。

いつも人手不足で、準備も楽しいばかりではありませんが、今後も無理なくみんなで続けていければと思っています。

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