他人の評価
- 2015.03.31 Tuesday
- 00:03
先週まで冬物が片付けられませんでしたが、一転、桜が満開になりました。
以前勤めていた職場では今がちょうど人事異動の時期でした。
ある年の春、私は転勤を命じられました。しかし、今まで以上に不安を感じていました。
というのも、転勤先で一緒になる方について、親しくしていた同僚の皆さんからの評判が、すこぶる悪かったからです。
何年も前から噂を耳にしていましたが、まさか自分が当の本人と組むとは思わず、戦々恐々としながら新天地へ赴きました。
で、結果はどうだったかと言うと、いちばーん働きやすかったお相手でした。
当時、私が親しくしていた人たちというのは「勉強会つながり」でした。いわゆる、仕事にお給料以外の、精神的な何かを見出だそうとするタイプ。
かたやお相手は「働くのは日々の生活のためよ」と割り切っているタイプ。
その方の言動や仕事ぶりから、勉強会のメンバーたちが「なぜ気に入らないのか、イライラするのか」も理解できました。
結局、仕事に対する価値観の違いと、他人のものの考え方について、自分は好きか/嫌いかという感情的な部分がごちゃまぜになって、とやかく言っているだけのことだったのです。
噂の方と実際に隣り合わせで仕事をしていて、あっ、こういう事務処理や言葉づかいが誤解を招いたのかも……と感じたことはありました。しかし、あんな言われ方もないだろう、とも思いました。
私もAAミーティングでいろんな方の人生(ある意味レンジからはみ出してしまった人たちのお話)を伺って、私の頭の中のストライクゾーンが広がっていたのも良かったのでしょう。
勉強会は、私がまだバリバリの摂食障害だった頃に、病気や自分自身から逃げるようにして入り込んだところでした。
もし、勉強会に入った頃の私のままだったら、新たな噂のタネをばらまいていたかもしれません。ゾッとします。
人に対する評判なんて話半分に聞いておくものだと、この時ほど思ったことはありません。
私はその後一身上の都合で辞職しましたが、今でもその方とは細く長くお付き合いをさせて頂いています。かたや勉強会のメンバーとはすぐに縁が切れてしまいました。
一緒に仕事をしていた時におっしゃった、「(人生)良い時は心配しなくてもいいのよ。修羅場がしのげれば、いいのよ」という言葉は、私の好きな言葉のひとつになっています。何の話の流れでそんなセリフが出てきたのかは忘れてましたが。
先日、久し振りに電話をしてみました。相変わらず淡々とお仕事をされているご様子。気長に待っててね、と食事会のお誘いを受けました。夏までに会えるかな?楽しみにしています。
以前勤めていた職場では今がちょうど人事異動の時期でした。
ある年の春、私は転勤を命じられました。しかし、今まで以上に不安を感じていました。
というのも、転勤先で一緒になる方について、親しくしていた同僚の皆さんからの評判が、すこぶる悪かったからです。
何年も前から噂を耳にしていましたが、まさか自分が当の本人と組むとは思わず、戦々恐々としながら新天地へ赴きました。
で、結果はどうだったかと言うと、いちばーん働きやすかったお相手でした。
当時、私が親しくしていた人たちというのは「勉強会つながり」でした。いわゆる、仕事にお給料以外の、精神的な何かを見出だそうとするタイプ。
かたやお相手は「働くのは日々の生活のためよ」と割り切っているタイプ。
その方の言動や仕事ぶりから、勉強会のメンバーたちが「なぜ気に入らないのか、イライラするのか」も理解できました。
結局、仕事に対する価値観の違いと、他人のものの考え方について、自分は好きか/嫌いかという感情的な部分がごちゃまぜになって、とやかく言っているだけのことだったのです。
噂の方と実際に隣り合わせで仕事をしていて、あっ、こういう事務処理や言葉づかいが誤解を招いたのかも……と感じたことはありました。しかし、あんな言われ方もないだろう、とも思いました。
私もAAミーティングでいろんな方の人生(ある意味レンジからはみ出してしまった人たちのお話)を伺って、私の頭の中のストライクゾーンが広がっていたのも良かったのでしょう。
勉強会は、私がまだバリバリの摂食障害だった頃に、病気や自分自身から逃げるようにして入り込んだところでした。
もし、勉強会に入った頃の私のままだったら、新たな噂のタネをばらまいていたかもしれません。ゾッとします。
人に対する評判なんて話半分に聞いておくものだと、この時ほど思ったことはありません。
私はその後一身上の都合で辞職しましたが、今でもその方とは細く長くお付き合いをさせて頂いています。かたや勉強会のメンバーとはすぐに縁が切れてしまいました。
一緒に仕事をしていた時におっしゃった、「(人生)良い時は心配しなくてもいいのよ。修羅場がしのげれば、いいのよ」という言葉は、私の好きな言葉のひとつになっています。何の話の流れでそんなセリフが出てきたのかは忘れてましたが。
先日、久し振りに電話をしてみました。相変わらず淡々とお仕事をされているご様子。気長に待っててね、と食事会のお誘いを受けました。夏までに会えるかな?楽しみにしています。
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