お弁当の思い出

  • 2014.01.21 Tuesday
  • 23:48
寒中お見舞い申し上げます。相変わらず遅筆で更新もままならないブログですが、今年もよろしくお願いします。

今晩のことでしたが、何の気なしにテレビのチャンネルを変えたら教育テレビ(今ごろはEテレと言うそうですね)で若い子向けのバラエティ番組をやっていて、珍しさもあってそのまま見てしまいました。

本日のテーマは「お母さんの手抜き弁当」。
当然ながら番組では女子高生(つまり娘)の目線で母親のお弁当を面白おかしく語っていくのですが、私からすれば彼女たちの母親とほぼ同世代なわけで、自然と親御さんの立場に寄って見ていました。なかにはケンカをしたか、お弁当を食べ残したかが原因で、娘に対して弁当箱にロールパン1個を投入するだけという抗議行動を長期間実行したお母さまもいました。やるなあ。

そのほかの手抜き弁当の中身も、さすが全国放送で紹介されるだけあってなかなかにユニークで、「そうよねえ、キャラ弁なんか作るのも、幼稚園のうちよね。根気が続かないもの」とちょっと安心しました。

私の場合はどうだったかと思い返してみれば、母が作るお弁当は凝ったものではなかったし、おかずのパターンも決まっていたけれど、たとえケンカをしたからといって、お弁当や日々の食事で報復されたことは小さい頃から一度もありませんでした。母親は成長期に戦後の食糧難を過ごしてきた世代だったので、我が子にはひもじい思いをさせたくなかったのでしょうが、番組を見ながら「大人の対応をしてくれていたんだなあ」と思いました。

ただ、私が高校生の頃、今日のテレビでインタビューに応じていた子達の頃には、すでにダイエットに執着していたので、せっかく母が持たせてくれたお弁当の中身をこっそり捨てて、さも全部平らげたようにしてカラの弁当箱を持ち帰るということをしょちゅうやっていました。本当に悪いことをしました。

その高校時代もとうに昔のことになってしまいました。「いやー、私も20代半ばで結婚してたら、今ごろ高校生の子供がいるかもしれないのか。どうやって扱ったらええんやろ」と言ったら、夫から「そりゃあ高校生がいきなりお腹から出てくるわけじゃないんだから。小さい時から育てるんじゃけ、慣れよ、慣れ」と呆れられました。

最近ふと思うのが、あと何年かしたら、私が関わっている摂食障害の当事者グループにも、私と親子ぐらい年の差の離れた若い人がやってくるのかもしれないな、ということ。私は今後子育ての経験をするかどうかは分からないし(こればかりは授かり物ですしね)、必要以上に気張ることもないのだけど、「こういう年の取り方もあるんだよ」っていうところを見せられるようでいたいと感じます。身体は放っておいたら老化するけど、精神は自分で律していかないと成長しませんもんね。

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