干し柿つくりました

  • 2012.11.20 Tuesday
  • 17:18
先日スーパーに夫と一緒に買い出しに行きました。
渋柿が袋詰めされているのを目ざとく見つけた夫、「おお、干し柿をつくろう!」とひとこと。私も値札を見て「たしかに(できたものを買うより)安上がりかも」と思い、多めに買い込んで帰りました。

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まず皮をむいて(残さずむくのが望ましい)、

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へたについている枝に紐を結びつけるか、よりあわせている紐をゆるめて枝をはさみこみます。柿どうしがぶつからない程度に間隔をあけます。

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消毒するために、さっと熱湯にくぐらせます。

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風通しの良いベランダにつるします。

人間よりも前にカラスに食べられませんようにー、と待つこと1週間。

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柿をもんで中身をやわらかくします。もみもみ。
強く押し過ぎると、表面が裂けますので注意!(←何個かやってしまいました…)ここからさらに数日〜1週間待ちます。

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こちらは、もみもみして3日後。試食して渋みが抜けていればOKです。もっと固めの干し柿が好きな方は日数をのばして様子を見ます。このあたりはお好みで。

自宅のベランダは日当たりが良すぎたようで、最初に作った干し柿は表面が固くなってしまいました。急に乾燥させず、カビに気をつけて覆いをするか、部屋にとりこんでエアコンを利用したりして少しずつ乾かすのが良いようです。私は柔らかい干し柿が好みなので、2回目は干す日数を早めに切り上げました。

出来上がった干し柿は、ひとつひとつラップにくるんで冷蔵庫で保存します。冷凍庫に入れれば、もっと日持ちがするそうです。

「干し柿 レシピ」で検索するといろいろヒットします。複数のサイトを参考にしながら作ってみました。さすがに売り物のような仕上がりは望めませんが、家族で頂く分にはじゅうぶんです。なによりお得です。

マンションのベランダでも作れます。この冬はこたつでミカンだけではなくて、干し柿もいかがでしょうか。

6年ぶりに平和マラソンに挑戦

  • 2012.11.06 Tuesday
  • 23:48
先週の土曜日の話になりますが、ひろしま国際平和マラソンに参加しました。
大会参加は6年ぶり。10kmコースへのエントリーは、実に7年ぶり です。

10km走に初挑戦した時はそれなりに走りこんで本番に備えました。
しかし今回は、2カ月前にジョギング中に腰の違和感を感じたのをきっかけに筋トレに重点を置いたため、ロクに走れていません。しかも大会の一週間前に風邪を引いてしまい、前日にようやく3km程度走っただけという手抜きぶり。競馬で言うと追い切り無しでレースに臨むようなものです。

バセドー病の治療を受けている先生からは、運動の制限はしなくてよいと許可されていたものの、運動中にとつぜん心拍数が上がってしまうという症状が出ればレースを棄権するしかありません。完走できれば良し、と割り切って参加することにしました。

当日は朝9時前に会場へ到着。夫にはスタート時間に間に合うように応援に来てくれるようにお願いしました。サブグラウンドでナンバーカード(ゼッケン)を受けとり、おむすびとオレンジジュースを補給。会場ではバナナが無料配布されていたので、そちらもちゃっかり頂きました。

メイン会場に移動し、芝生の上で時間をかけてストレッチを済ませて、トラックをゆっくり走ってウォーミングアップをしました。この時点ですでに他の人からどんどん抜かされる始末。練習していないのだから仕方ありません。

開会式の後にスタート地点手前まで誘導されましたが、10kmコースは一番最後のスタートとなるため、待ち時間が長い。おまけに建物に囲まれた路地のため日陰になっていて、せっかく温めた身体が冷えてしまいました。たまらず列からはずれて、スタート地点のある大きな道路へと出ました。私の場合、最後尾について走りだしても差し支えがありませんから。

通りに出ると、私と同じ色のゼッケンをつけたランナーが黙々とウォーミングアップをしていました。きっと前の年も参加していて、ダンドリを知っていたのでしょう。うーん、その手があったか!と思ったところへ、5キロコースのレースが始まりました。参加者があまりにも大勢なので、一斉に走りだすという感じではありません。

やがて10kmコースの人たちがぞろぞろとこちらへ移動してきました。私がリュックを抱えて焦っているところへ、ようやく「応援係兼荷物持ち」の夫が到着。急いでリュックを預け、列の中に入りました。10kmコースもいよいよスタート。夫の声援を背中に受け、私は腕時計のストップウォッチのボタンを押して走り始めました。

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案の定、どんどんどんどん追い抜かされていきます。でもここで周りのペースにつられて走ってしまっては、途中で苦しくなるのは自分です。「焦るな、焦るな」と頭の中で繰り返しながら走りました。とにかく前半までは自分のペースを守ること。速さよりもフォームを意識すること。そこであえて周りの人たちを観察して、気を紛らわせることにしました。

■着ぐるみの人(意外と速い)
■勤務先のロゴ入りTシャツの人(宣伝も兼ねてますね。けっこう多かったです。でもマラソン大会が社内行事だったら、苦手な人には迷惑だろうなー)
■メジャーなフルマラソン大会の記念Tシャツの人(どやっ!みたいな)
■カープのレプリカユニフォーム着用(女子に人気なのはここでも堂林くん)

ファッション誌やスポーツ誌のランニング特集からそのまま出てきたような方もいましたが、ほとんどは普段のランニングと変わらないか、サポート用のタイツを組み合わせたスタイルをしていました。あとは、ランニングシャツ&短パン姿の年配の皆様!きっとランニング歴は相当なものでしょう。こういう方についていくと途中でバテるのは目に見えているので、敬意をもって見送りました。

3kmを通過した時点で初めて腕時計を見ると、いつもより楽に呼吸できているにもかかわらず、予想よりも若干速いタイムで通過できていました。これなら完走できるかもしれません。
よしよしと思っていたら、先頭集団の皆さんが脚を振り上げ、反対車線をさっそうと駆け抜けていきました。すごいなあ。なおも走り続けていると、今度は大勢のランナーがこちらへ向かって走ってきます。どうやら折り返し点も近いようです。約10分後に私も5km地点へ。身体もほてっていたので、給水所で水を飲んだ後、帽子を取って頭から水をかぶりました。タイムはほぼ予想通りです。

後半は私より少し速いペースの人を見つけ、その人についていこうと考えていました。
ところが、あてが外れました。周りを見渡すと、少し走って、歩いて、また走って…を繰り返す人がほとんどだったのです。やはり10kmを歩かずに完走しようという人は日ごろからトレーニングを積んでいるので、私よりも速いペースで走っているのですね。折り返してからの2〜3kmの区間がいちばん走りづらかったです。結局、「あと○km」というプラカード表示と腕時計を見ながらペース配分をし、猫背になってフォームを崩さないように、腕を振るように気をつけて走りました。係員の方や沿道のみなさんの声援に励まされました。

ところで、中盤から「歩いたり走ったり」のランナーさんの中で、明らかに私を意識している女の子がいました。私が近づくとダーッと走って、途中ペースダウンしたり歩いたりして、私が視界に入るとまた走り出して…といったことを繰り返すのです。マイペースを心がけている私も、ここまでされるとさすがに競争心がわいてくるもの。残り2kmを過ぎた時点であえて並走してみました。あちらも負けじとついてきます…が、やがて彼女のほうがじりじりと後ろへ下がっていきました。うん、やっぱり最後まで一定のペースを守って良かったです。

最後の角を曲がると、スタジアムの入口が見えてきました。走りながら夫を探します。「ああ、時間が合わなかったのかなあ」とあきらめた時に、私に向かって大きく手を振っている夫を見つけました。私も手を振り返しました。

ほんとに不思議だなあと思ったのが、何かに背中を押されたように、力がわいてきたことです。「これぐらいの脚力で走れたら良かったのに!」と思うくらい、最後の直線で数人を抜いてゴールできました。

タイムは1時間17分。おおかたの人は40分〜50分台でゴールしていますから比べ物になりませんが、あの練習量なら上出来です。なによりバセドー病の治療をして以来、初めての長距離走を達成できたのがうれしかったです。夫も「正直、途中でギブアップしてないかと心配していた」と言っていましたから。そして、6年前に脱臼骨折した右足首を手術してくれた先生にも感謝、感謝です。

参加賞のヨーグルトと、夫が買ってきてくれた菓子パンをたいらげ、恒例のお汁粉をもらって…としっかり糖分を補給。美味しかった!

帰宅後はシップを貼りまくり、早々と爆睡。翌日は姿勢を変えるのも辛いほどの筋肉痛でしたが、3日経ってようやく収まりました。腰や膝関節にダメージが来なくてホッとしていますが、たまたま運が良かっただけかも。今後は準備を怠らないようにしようと肝に銘じました。

数年のブランクを経て大会に参加してみて、マラソン大会って面白いとあらためて感じました。私が歩かないで完走できたのも、勝手に張り合ってくれた、あの彼女のおかげかもしれません。ふだん走るのは独りでも、自分だけじゃ気力は続かないなあと感じました。フルマラソンには遠く及びませんが、また来年も出られるようにケガに気をつけてジョギングを楽しみたいです。


追記
7年前(2005年)に10kmを完走した時の日記を読み返していましたら、参加者は5,000人だったようです。もし本当なら、今年は12,000人ですから、倍以上ということに。健康に対する意識が高まったのもあるのでしょうが、ランニングは他のスポーツに比べて初期費用や維持費がさほどかかりませんし、やっぱり不景気を反映しているのかも。80年代後半にはスキーやスキューバダイビングを題材にした映画もあったんですけどね…(^^;)。

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