友人へのお悔やみ
- 2012.07.20 Friday
- 17:43
学生時代の友人の、実のお父さんがこのたび亡くなられました。
彼女のお父様とは、もうずいぶん昔ですがお仕事でお世話になったことがあります。
すでに彼女と知り合った後に、お父様と一緒の職場で働くことになったので「世間って狭いねえー」と笑い合ったものです。
私も若かったからか、または単に気がきかなかっただけなのか、いや、きっとお父様が年の功でうまく立ち回ってくださったのだと思いますが、「上司がお友達のお父さん」だということにこだわらずに仕事をさせていただきました。
そんな彼女とも、彼女が郊外へ転居してしまったことや、子育て真っ盛りだろうからと私が連絡を遠慮していたせいで、ここ数年は年賀状のやり取り程度のおつきあいでした。
今回の訃報は彼女本人からではなく、かつての仕事関係の方から知らされました。そろそろ四十九日を迎えようかという頃でした。
彼女に声もかけずに年末まで喪中欠礼のハガキをずるずると待つのも不義理なことです。とはいえ、きっと今は忙しいはず。お花や香典を差し上げてもありがた迷惑かもしれません。
夫とも相談して、手紙だけを送ることにしました。私とお父様との個人的なエピソードも今は書かないほうが良いとも思い、お悔やみの言葉とともに「ひと段落ついたらいつでもいいので連絡くださいね」程度の手短な内容にとどめておきました。
ほどなくしてお礼の手紙をいただきました。短い文章の中にも、彼女の想いがひしひしと伝わってきました。
そしてなにより、すぐにお返事をくれた彼女の心づかいをありがたく思いました。私だったらスグに返事を書くかなあ、とも。
ありがたいという気持ちはあっても、返事を書くという行動にすぐ移せるかというとあやしいものがあります。仕事上のお付き合いや親せき相手の事なら「点数を稼がなくちゃ」などという打算が働くかもしれませんが(^^;)気の置けない友達に対してだと、「すごく忙しいのは相手も分かっているだろうから、ひと段落ついて連絡するときにお礼を言えばいいだろう」などと甘えてしまうかもしれません。
12ステップグループ以外の人たちとお付き合いをしていると、何気ないあいさつや一言が、ほんとうに自然に出るんだなあと思ってハッと気づかされることがよくあります。私は長年「こんな事を言ったら相手にどう思われるだろうか」「相手に良く思われるにはどう言ったらいいか」ということにとらわれ過ぎていたので、今でもちょっとした一言がタイミング良く出てこないときがあります。
「あまりにも自分は大変な状況に置かれているのだから、周りの事に気を配る余裕が無い(無くても仕方ない)」「具合が悪いんだから、少々のことは見逃してくれるだろう」という気持ちを長い間ひきずっていたことの影響もあるのかなとも思います。
とはいえ、過去は変えられませんので、いま実際にかかわっている人とのお付き合いを大切にしていくしかありません。
今日も今からミーティングです。おせっかいにならないように、相手に声をかける余裕を持ちたいと思います。
彼女のお父様とは、もうずいぶん昔ですがお仕事でお世話になったことがあります。
すでに彼女と知り合った後に、お父様と一緒の職場で働くことになったので「世間って狭いねえー」と笑い合ったものです。
私も若かったからか、または単に気がきかなかっただけなのか、いや、きっとお父様が年の功でうまく立ち回ってくださったのだと思いますが、「上司がお友達のお父さん」だということにこだわらずに仕事をさせていただきました。
そんな彼女とも、彼女が郊外へ転居してしまったことや、子育て真っ盛りだろうからと私が連絡を遠慮していたせいで、ここ数年は年賀状のやり取り程度のおつきあいでした。
今回の訃報は彼女本人からではなく、かつての仕事関係の方から知らされました。そろそろ四十九日を迎えようかという頃でした。
彼女に声もかけずに年末まで喪中欠礼のハガキをずるずると待つのも不義理なことです。とはいえ、きっと今は忙しいはず。お花や香典を差し上げてもありがた迷惑かもしれません。
夫とも相談して、手紙だけを送ることにしました。私とお父様との個人的なエピソードも今は書かないほうが良いとも思い、お悔やみの言葉とともに「ひと段落ついたらいつでもいいので連絡くださいね」程度の手短な内容にとどめておきました。
ほどなくしてお礼の手紙をいただきました。短い文章の中にも、彼女の想いがひしひしと伝わってきました。
そしてなにより、すぐにお返事をくれた彼女の心づかいをありがたく思いました。私だったらスグに返事を書くかなあ、とも。
ありがたいという気持ちはあっても、返事を書くという行動にすぐ移せるかというとあやしいものがあります。仕事上のお付き合いや親せき相手の事なら「点数を稼がなくちゃ」などという打算が働くかもしれませんが(^^;)気の置けない友達に対してだと、「すごく忙しいのは相手も分かっているだろうから、ひと段落ついて連絡するときにお礼を言えばいいだろう」などと甘えてしまうかもしれません。
12ステップグループ以外の人たちとお付き合いをしていると、何気ないあいさつや一言が、ほんとうに自然に出るんだなあと思ってハッと気づかされることがよくあります。私は長年「こんな事を言ったら相手にどう思われるだろうか」「相手に良く思われるにはどう言ったらいいか」ということにとらわれ過ぎていたので、今でもちょっとした一言がタイミング良く出てこないときがあります。
「あまりにも自分は大変な状況に置かれているのだから、周りの事に気を配る余裕が無い(無くても仕方ない)」「具合が悪いんだから、少々のことは見逃してくれるだろう」という気持ちを長い間ひきずっていたことの影響もあるのかなとも思います。
とはいえ、過去は変えられませんので、いま実際にかかわっている人とのお付き合いを大切にしていくしかありません。
今日も今からミーティングです。おせっかいにならないように、相手に声をかける余裕を持ちたいと思います。
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