桜 開花予想は3/31

  • 2012.03.29 Thursday
  • 22:51
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いよいよ、もうすぐです!

【また作ってみた】白菜キムチ【牡蠣&オキアミ入り】

  • 2012.03.28 Wednesday
  • 23:07
白菜のシーズンも終わりに近づいてきましたので、キムチを作り置きすることにしました。
いつものように、食材を選ぶ人=夫、助手=私、で作ります。

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白菜を切って、塩水にひと晩ほど浸しておきます。

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キムチの素を作ります。
大根は千切りにします。

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リンゴも千切りにします。ニンニクとショウガはそれぞれすりおろします。

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ニラは一束まるまる使いました。

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牡蠣は細かくきざみます。きざんだ後は写真うつりが非常に悪いので省略。

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オキアミも細かくきざんでいきます。

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薬味の粘りを出すために、水溶きした米粉を火にかけ、あら熱を取ります。
 
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以上の食材を大きめのボウルか鍋に入れます。砂糖を大さじ1杯加えます。

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顔料ではありません、唐辛子粉です。
粗びきの唐辛子粉(香りが強い)と、細かい唐辛子粉(辛みが強い)をブレンドして使います。
今回はちょっとこだわって、韓国専門の食材屋さんで購入しました。

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唐辛子を投入します。

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混ぜる時は、必ず手袋をします。
しっかり混ぜ込んだら、キムチの素のできあがり。

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いよいよ漬け込み作業開始。
まな板も唐辛子で染まってしまうので、あらかじめまな板の上にチラシなどを敷きておきます。
白菜の根元は厚みがあるので、多めにすり込みます。

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葉っぱの先までのばしていって、束を真ん中から二つに折るようにしてたたみます。

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6包み分作りました。
本当はたたむ時に、白菜の外側の葉っぱで全体をくるむようにするときれいにまとまります。
今回は失敗…。

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冬場は3日間(夏場は1日)、常温で保管。
さらに、冷蔵庫で4日間程度保管すると、美味しいキムチのできあがりです。
1ヶ月程度は美味しく頂けますよ。

今回使った唐辛子、買った時に割高だと感じましたが、色鮮やかな仕上がりに大満足です。
秋ならリンゴの代わりに梨を使っても美味しいです(^^)

ただし、常温で保管する時は、ニンニクの臭いが強烈に漂いますので注意してくださいね!

Jリーグ 3/24(土) サンフレッチェ広島対鹿島アントラーズ

  • 2012.03.24 Saturday
  • 22:49
休日にもかかわらず、珍しく早くに目が覚めました。
天気も良かったので、ふと思い立ってサッカーを見に行くことにしました。

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前回スタジアムに来た時には、まだ槙野&柏木選手が在籍していた頃のことなので、観戦するのは実に3年振りぐらいです。
サンフレッチェと対戦するのは鹿島アントラーズ
当日券を購入して、中央からややアウェイ寄りの自由席に座りました。春休み最初の土曜日とあって、チビッ子や学生さんが多かったです。プロ野球に比べたら、年齢層はやはり若い。今どきの子ども達には、野球よりサッカーの方が人気なのかもしれないですね。

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試合前の練習の様子は見ていて面白いです。

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アントラーズのサポーターの皆様。
試合中はサンバのリズムが軽快に響いておりました。ホームだとすごい迫力だろうなあ。

試合は佐藤寿人選手が1点先制。後半は相手チームに退場者が出まして、さらに大崎淳矢選手が追加点。←帰宅してwikiで調べましたら、1991年生まれだそうです。若い!

写真は撮れませんでしたが、終了間際には途中出場したDFのファン・ソッコ選手がどどどーっと駆け上がってそのままシュート。惜しくも外れてしまいましたが、走り出してからの加速っぷりにスタンドがどよめいていました。試合はサンフレがそのまま逃げ切って、2−0で勝利。

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サッカーはいつ得点が入るか分からないのですが、今回は2点ともちゃんと見られました(^^;)

今日は思いつきでふらっと一人で出かけて観戦してきましたが、「ネットを張ってあるところにボールを蹴り入れたら得点になるらしいよ」ぐらいの知識しかない私でもそこそこ楽しめました。
次は2年後…とかじゃなくて、シーズン中にもう何試合か見に行こうと思います。

”旅館”での分かち合い(その2)

  • 2012.03.22 Thursday
  • 20:59
私たちと同じInnに泊っていたJさんは、イリノイ州からテキサスまで、はるばる車を走らせてやってきたメンバーです。

駐車場の脇にアウトドア用のテーブルセットが据えてあったのですが、Jさんは朝晩いつもそちらの椅子に座ってゆったりと煙草をふかしていました。食堂や部屋の中でも喫煙OKだったのですが、たぶん周りの方に配慮されていたのだと思います。
夫も(いまや肩身の狭い)喫煙者でございますので、自然にJさんとテーブルを囲んで話をするようになりました。私も「ちょっとけむたいかも」と思いつつも隣で二人のやりとりを聞いていました。

私は、かっぷくの良い欧米人男性を見るとみんなサンタさんかサンダースおじさんに見えてしまうのですが、Jさんもまさしくそんな感じでした(ヒゲはなかったけど)。お酒を止めて20年以上経つというJさんは、体格だけではなくて、立ち居振る舞いもどっしりとしていました。

ずーっと長い間お酒を止めてミーティングに出続けている人というのは、どこか共通の雰囲気があります。親しいメンバーが「気配を消すのが上手い」という表現をしていましたが、ほんとうにそんな感じです。

ガツガツ前へ出て人の領域に入り込むこともなく、上から目線でものを言うわけでもありません。この人、ちょっと困っているんじゃないかな、辛そうだな…と感じたとしても、相手から聞き出そうとするのではなくて、近くにそっと座って、じっくり話しかけられるのを待つような忍耐強さがあります。そして、他の人のことはちゃんと見ています。
Jさんも、私が手にしている紙コップにいつもティーバックが浸してあるのを見て「いつも紅茶だけど、コーヒーは飲まないの?日本じゃどんなものを飲んでるの?」と話しかけて、さりげなく会話の輪の中に入れてくれました。

コンベンションが終わった翌朝には、ほとんどの宿泊客がチェックアウトをしたのですが、私たちは移動の都合でもう一日ほど泊まることにしていました。夕方、人気がなくなって静かになった宿に帰ると、Jさんもまだ滞在していたようで、いつものテーブルでプカプカと一服していました。近づいて行ってお別れのあいさつをすると、笑顔で私たちにハグをしてくれました。

たった数日間のことだったけれど、海外ニュースやアメフトの中継でイリノイ州が紹介されると、Jさんのことを思い出します。かなり寒そうなところです。きっとふだんのミーティングでも、Jさんは部屋の少し後ろのほうに座って、仲間の話を悠然と聞いていることでしょう。

「あの人、しゃべりだしたら止まらないのよねー」と自分の居ないところで言われないように、相手のタイミングに合わせてじっくり話を聞けるような人間になりたいです。

”旅館”での分かち合い

  • 2012.03.19 Monday
  • 23:55
(もう少し、2年前のサンアントニオでのお話を続けます)

サンアントニオでのコンベンションには、日本のオフィスからもツアーが組まれていたのですが、私たちは航空会社のマイレージを利用してアメリカに行くと決めていたので、宿の手配もすべて自分たちで行わなくてはなりませんでした。

マイレージ利用=特典航空券という性質上、搭乗できる便も限られますし、予約出来る時期が正規の方法でチケットを買う場合よりも遅くなってしまいます。
ホテルの手配は当然ながら空路が手配できてからのことになりますので、ネットで宿泊の予約を試みたときには、メイン会場近くの手ごろな宿泊施設は軒並み満室となってしまっていました。

そこで、凝り性である夫の出番であります。 調べ物ひとつにしろ、本人が納得しなければ気が済まない性分なのですが、こういう時には好都合。ほいほいとお任せしました。
いくつかの旅行会社のサイトを調べ、googleマップで会場と候補になっているホテルの距離を調べ、ようやく見つけたのが1泊60ドル程度の"Inn"でした。ネットで画像を確認したところ、ホテルと言うよりも、駐車場の広い旅館のような外観です。でも泊まるには十分の設備でした。

結果としてこの選択は大正解でした。というのも、他の宿泊客も、すべてコンベンションに参加するためにやってきたメンバーだったからです。
アメリカ中西部、カナダ、メキシコ、中南米、ハワイ、そして日本。旅館の食堂が狭かったのも幸いして、期間中は毎朝同じテーブルになった者どうし、食事をしながらあれこれと話をすることができました。
北米在住のメンバーは、みな何時間もかけて車でテキサスまでやって来ていました。カナダのあるメンバーなんて「いやー、僕はカナダでも真ん中のほうだし、まっすぐ南へ下ればいいだけだから」とサラッと言ってのけていたのでびっくり。距離の感覚が私たちとまるで違います。

別のカナダ人のメンバーは、自分の所属する地区の広報係を務めているらしく、「こんどのニュースレターにみんなのことを載せたいんだけど、いかがでしょう。もちろん顔は見えないように撮りますから」と提案してきました。その時居合わせていたメンバー一同、よろこんで協力することにしました。
それぞれ持参してきた本や、手元にあった新聞を顔の前に広げて写真を撮ってもらうという変わった方法ですが、メンバーであることと自分の顔は同時には明かさない、というのが私たちの大事な決まりごとです。

出来上がったニュースレターは、後日とても丁寧なメールとともに送られてきました。せいぜい1枚ものの広報を想像していたのですが、これが20ページ以上もある力作。イラストもふんだんに使われていて、眺めるだけでも楽しい仕上がりになっていました。
コンベンションの様子は1ページに要領よくまとめられていて、みんなで撮った記念写真もばっちり添えられていました。

メールの文章は私のようなカタコト英語しか読み書きできない人間にはかなり手ごわいものでしたが、表現の上手な方だということが感じられました。
昨年の震災のときにもお見舞いのメールをくださって、とてもうれしかったです。

ご家族と一緒にメキシコから来ていたメンバーは、サッカーのメキシコ代表のレプリカユニフォームを着ていて(ちょうどW杯開催中でした)、個人的にすっごく話しかけたかったのですが、あいにくスペイン語がさっぱり分からず。
少しぐらい覚えてくれば良かった…と思っていたところ、コモエスタだのブエノスディアスだのルチャリブレだのとカタコトで話しかける夫(たぶん、コンニチワ、スシ、ニンジャのレベル)。隣にいてヒヤヒヤしつつも、やはり語学上達の道に必要なのは度胸と愛嬌だとあらためて感じたのでした。

オープン戦 3/17(土) カープ対ドラゴンズ

  • 2012.03.17 Saturday
  • 21:45
チケットを頂きましたので、土曜日は夫とマツダスタジアムに出かけてきました。
昨晩から降り続いた雨が早朝も残っていて心配していましたが、お昼前には上がって一安心。

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両チームの練習の様子も見られるのが、生観戦の楽しみでもあります。

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この日の先発は、カープがマエケンこと前田健太。そしてドラゴンズはメジャーから復帰した川上憲伸という、なかなか楽しみな顔合わせ。

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マエケンは初回は球数が多く、あれっと思いましたが、オープン戦なのでいろいろと球種や配球を試していたようです。途中、平田(いい選手です)にホームランを1発浴びてしまいましたが、回が進むにつれて落ち着いてきました。

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対する川上投手は、長年の経験を生かしてのらりくらりと、しっかりアウトを稼いでいました。もう先発ローテーション入りは確実でしょう。また厄介なピッチャーが増えてしまったなあ。

試合は、「勝負事だから、勝ち負けはあるんだけど、負け方があるじゃろー」と言いたくなるような、観戦し終わってドッと疲れが出る内容でした。

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3塁側の2階席。オープン戦にもせっせとアウェイに足を運ぶ、ファンの鏡のような皆様です。
ほんとうに数えるほどしか居ませんでしたが(たぶん50人ちょい)、試合終了後は勝利のトランペットが高々と響いておりました。

しかし、しかし。打線も、今に始まったことではありませんがホントに湿りっぱなし。せめて、もう少し粘ってくれないかなあ。

木の芽どき

  • 2012.03.15 Thursday
  • 22:29
今日も天気が良かったので、昼休みに外へ出てみました。

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日ざしが少しずつ強くなっているように感じます。早いもので来週はお彼岸です。

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今年は桜の開花も遅くなりそうです。

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イイ天気ダナーなんて言いながらのんきに散歩に出かけている私ですが、20代後半からの数年間は、春から初夏にかけての季節が大大大っ嫌いでした。

こんなに晴れてるのに…みんな新しい生活を始めているのに…新緑の季節なのに…

いったい私は何をやっているんだろう?と落ち込んでいました。

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元気ハツラツな人とか、木や草の若葉を見ていたら、気が滅入ってばかりいる自分のことを責められているような気分になっていました。
ただでさえ終わりかけの線香花火みたいになっている生命力を根こそぎ吸い取られそうな気がして、近寄りたくなかったのです。今でこそ野球だサッカーだとテレビのスポーツ中継を楽しんでいる私ですが、当時はそんなエネルギッシュな人たちの活躍する姿なんて、見る気も起こりませんでした。
仕事帰りの夜、お月さまを見上げたらとめどなく涙が流れてきてどうしようもなかったこともあります。

先日、自殺者数についてのニュースを、ある方がFacebookで取り上げていました。それを受けて「去年あんな震災があったのに、生かされている命だと思わないのでしょうか」という主旨のコメントがありました。
…たいていの人はそう思いますよね。

精神なり脳ミソなりが誤作動を起こしていると、そういう発想にはならないのですよ。何を見ても聞いても「生きててごめんなさい」って思ってしまうんだもの。

このブログを読んでいる方でそういう心境になっていたり、ウツウツの時の私と同じ状況の方がいないことを願いますが、もし!そうであればすぐにお医者さんやカウンセラーの治療を受けることを強くおすすめします。

けっしてあなたの存在が間違っているわけではありませんので。

「何を言ってるんだか、よう分からんわい」という人は、今日まで大過なく生きてこられたことを神様に感謝していいと思います。ほんとに。イヤミとかじゃなくて。

今の時期は、冬の日照不足や運動不足で体調が不安定になっているところへ、クラス替えとか進学とか人事異動などなど、年度末特有の忙しさとストレスで、ふだん健康な人でも疲れやすくなっている頃です。

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無理をしない、他の人でもできる仕事は頭を下げてお願いする。早めに休んだり、気分転換をするなどして乗り切りたいと思います。

肌寒い休日

  • 2012.03.11 Sunday
  • 22:08
先月末からジョギングを再開していましたが、腰に鈍ーい違和感が(広島弁では「にがる」と言います)。
こんなコンディションで計画通りに走れば身体が謀反を起こしますので、ウォーキングに予定変更しました。
カメラを持って平和公園へ。慰霊碑そばの掲揚台も、今日は半旗が掲げられていました。

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供養塔近くに咲いている梅の花です。

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日がかげると、すぐに寒くなります。風も強い一日でした。

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川べりのヤナギ。

昔からさまざまな団体の主義主張の場となっている平和公園ですが、昨年の震災以降、少し賑やか(という言い方が適当なのかどうか)になった気がします。

各種圧力団体の集会ならスルーするところだったのですが、被災地の県人会のノボリが目にとまりましたので、しばし見ていくことにしました。

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演奏を聴きながらホッと一息をついていたのですが、新興宗教の信者さんから勧誘を受けてしまいました。手には「原発がどーたらこーたら」という見出しのビラが。せっかくの雰囲気が台無しになってしまいました。今日は諸々の主張はひとまず置いといて静かに祈るべきだろうと思っていたのですが、いろんな宗教があるもんです。

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ツツジが咲くのは5月ですが、もうつぼみができていました。春は少しずつ近づいています。

【作ってみた】スモークチーズを作ろう【段ボール箱使用】

  • 2012.03.10 Saturday
  • 21:46
夫が新しいオモチャを作りました。

【ダンボール製】かんたん燻製(くんせい)器

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これでスモークチーズを作ります。

【用意するもの】
■段ボール箱
(上段に穴をあけて棒を渡す。下部に電気コンロのコードを通せるように、穴をあけておく)
■電気コンロ
■金網
■金属製受け皿
■スモークチップ
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スモークチップはホームセンター等で売っていますが、今回は通販で購入しました。
■温度計
■角切りチーズ

【作り方】

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チップを受け皿に入れて、電気コンロの上にセットします。

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上段に金網を置き、スモークチーズを並べます。

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温度を60℃〜80℃に保って、約40分。


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台所だと煙だらけになってしまうので、ベランダで作業します。くんせい中はこんな感じです。もくもく。


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加熱後も、すぐにフタを開けずに冷めるまで待ちます。

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できあがり。

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チーズの包み紙をぜんぶむいてしまうと金網にくっついてしまうので、底面だけ残しておきます。
スーパーで売っているプロセスチーズが、スモークチーズに大変身。香りもいいし、甘みも出たようでとても美味しいです。

手羽先やシシャモを燻製する場合は、もっと高い温度で作業するので、中華なべやカセットコンロを使うそうです。
(さすがに段ボール箱はもちませんが)
ネットで「燻製 段ボール」等で検索すると、いろんなサイトがヒットするようです。
なかでも参考にさせて頂いたのがこちらのブログ「燻製記」。美味しそうな燻製(と、お酒)の写真がたくさん載っています。

夫いわく、今度はスモークサーモンに挑戦するらしいです。成功したらまたアップしますね。

Rさんとの出会い

  • 2012.03.08 Thursday
  • 21:30
知り合いのアメリカ人から聞いたのですが、いちど登録を済ませると、日本に住んでいても州知事や議員の選挙のための投票用紙が郵送されてくるのだそうです。この秋に行われる大統領選挙も投票権があるのだとか。アメリカ人は世界中に散らばっているとはいえ(軍隊の人たちとか)、徹底してるなあと思いました。

さて、今日のお話は、私たち夫婦がアメリカのAAイベントに出かけた、2010年の夏にさかのぼります。

Rさんと出会ったのは、サンアントニオのコンベンション会場でした。

コンベンションでは、いくつもの部屋に分かれてワークショップが開かれていました。日本から参加したメンバーも日本語ミーティングを担当していました。

プログラムの終盤、日本人メンバーの質問に流暢な日本語で答えてくれたアメリカ人の男性がいました。外見からして、日系の方のようでした。

ワークショップ終了後、私や夫は顔見知りのメンバーと雑談していたのですが、ふと振り向くと、さきほど質問に答えてくれたメンバーがおだやかな表情で立っていました。すかさず夫が話しかけてあいさつを交わし、そばにいた日本人メンバーにも声をかけて、なごやかな談笑が始まりました。人見知りの私は、夫の手際の良さにいつもながら「へー」と感心してしまいます。

その方、Rさんはロサンゼルスからこのコンベンションに参加されていました。

ちょうどランチタイムだったので、皆で昼食を頂こうという話になったのですが、なにしろ5万人以上(!)もの皆さんがほぼ一斉に会場周辺に繰り出しているわけですから、どこのレストランも満員です。結局、それぞれ少人数に分かれて食事をしようということになりました。

そして、偶然というか何というか、いつのまにか私と夫は、さきほど出会ったばかりのRさんと一緒にお店を探すことになったのです。Rさんは前日にあちこち散策したらしく、近くのビルの中にフードコートがあるのをご存知でした。私たちはそこで昼食をとることにしました。

Rさんは私たちを気づかってくれて、日本語でコミュニケーションをとってくれました。お見受けしたところ、年齢は私より上、夫より少し下といった感じでしょうか。物腰がとても落ち着いていて、かといって老けこんでいるわけではなくて、むしろ若々しさがあります。AAメンバーって、年齢不詳な人が時々居るけれど、アメリカでも同じなのかなあと思いながら、夫とRさんのやりとりを聞いていました。

話題は、私たちの今後の予定へと移りました。

帰りの飛行機はロサンゼルス発の便を予約していたこともあり、せっかくの機会なのでロスに3、4日滞在する予定でした。Rさんは「ホテルはもう決まっていますか?ロスのどのあたりですか?」と聞いてこられました。ロサンゼルスと言っても広いです。いくらRさんが住んでいるといっても、現地で会うのは無理だろうなあと思っていたら、住所と日程を確認したRさん、

「大丈夫ですね。では一緒にミーティングに行きましょう」

と、たんたんとした口調で誘ってくださいました。

い、行きましょうって・・・と一瞬キョトンとした私に、「大丈夫、ぼくが車で迎えに行きますね」と穏やかな笑顔で念押し、もとい、確約されました。

夫は「いやー、うれしいなあ。神様に感謝ですねえ!」とニコニコしています。ああそうか、こういうときは流れに任せたほうがいいのね。

後日、Rさんには、地元のミーティング会場を2か所ほど案内していただきました。ミーティングの後にはRさんのスポンシーも一緒に食事の時間を取ってくれたりなど、コンベンションで会っただけなのに、こんなにしてもらっていいのかなと思うくらいでした。私たちは旅行中の身分だったけど、Rさんは昼間仕事をしながら段取りをしてくれたわけですから。

Rさんの落ち着いた立ち居振る舞いを拝見して、「きっとAAにつながって長いんだろうねえ」と夫婦で話していたのですが、お伺いしたところ、20年以上のソーバーでした。ああやっぱり。

私もいつかは、あれぐらい悠々と構えていられるのかなあ?

今みたいに、スーパーのレジの行列でオバちゃんに割り込まれたぐらいで「むむっ」と思っているぐらいでは、道のりは遠い気がします。

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