健康補助食品のイタイ思い出・後編

  • 2011.11.14 Monday
  • 19:39
どうも気になったので、ネットで検索して調べてみました(早くそうすれば良かったのに)。

そこで分かったのは、その会社では代理店・会員制度を取り入れていて、会員が個人を紹介して入会させ、商品を購入させた場合は、事実上いくばくかの金額のバックがあるということでした。

道理で、あの時の帰り際の先輩が満面の笑みだったわけだ!!

その頃には今の夫とも付き合い始めていたので、事のてんまつを説明し、相談に乗ってもらいました。

ひとしきり事情を聞いた夫から「で、今どのくらい在庫があるの?未開封でしょ?どんな商品か今度持ってきてみんさい」と言われたので後日持ち込んだところ、夫はパッケージを眺め成分表をしげしげと読み込み、「うーん、けっしてモノは悪くはないんよねえ…よし、僕がなんとか売りさばいてあげよう。あなたが払ったお金ほどは戻ってこないけど、それでもいいよね」と言われました。

結果、次々と買い手がつきました。
中には「購入したいのですが、後になって勧誘をしてくるなんてことは、ないですよね?」という念押しの質問を寄せてくる人もいたそうです。

もう、トホホ…と思いつつ食べ尽くしていくしかないのかなあーと思っていたので、すごく助かりました。
夫からは「僕はサプリメントのことも趣味でいろいろ調べているから、もしどうしてもしつこく誘ってくるようなら僕に取りつぎんさい。何にしても、今度からはキッパリ断るんじゃね」と釘を刺されました。

その後は、勧誘されることはなく、先輩はほどなく転勤になりました。私ももう辞職したので、直接関わりあうこともないでしょう。

一番悪かったのは、優柔不断だった自分です。

慢性的な体調不良で職場に迷惑をかけたのは事実。でも、その解決方法は、先輩にこびることではなかったはずです。むやみに「人に良く思われたい」「嫌われたくない」ことを第一の理由にして人づきあいをしていた私の行動が招いたことです。

それでも…。
後日ある程度のお金は夫の手助けで戻ってきたにしろ、やはり相当の金額を「払わされた」という感覚がしばらく残りました。

あの手合いのビジネスと関わるのは、もうこりごりです。

健康補助食品のイタイ思い出・前編

  • 2011.11.13 Sunday
  • 21:46
今回は、断りきれなかったばかりに、高い授業料を払うことになってしまったお話を。

あれから10年以上経ちましたし、私も、そのときに関わった人も当時の職場にはもういないので、時効ということで書かせてもらいます。

その頃の私は、長年の過食嘔吐がたたって、ゆううつな気分や不眠に患わされ続けていました。

夜中や明け方に目が覚めては、出勤時間のことが気になり、いざ朝になると布団から抜け出せないという毎日。
どう頑張っても出勤がかなわず、急きょお休みをすることも何度かありました。

精神的に参っていることは口に出せず、腰痛だなんだとその場しのぎの適当な理由を並べていました。
そして休みの連絡を入れたら入れたで、激しい自己嫌悪に陥り、翌日はなんと申し開きをしようかヒヤヒヤしながら出勤したものです。

「体調管理も社会人の仕事のうち。週の始めから休むとは自覚が足りない」と注意されたこともあります。

ある日、そんな私に、同じ部署の女性の先輩があるものをすすめてきました。
テレビのコマーシャルでも時々聞くことのある、健康食品でした。
先輩が言うには、自分もこの健康食品を始めてから体調も良くなったから、あなたも試してみなさい、この健康食品は市販はしていないが、知り合いが代理店をしているので話だけでも聞いてみないか、とのことでした。

その健康食品は、テレビのコマーシャルで目にしたことはありました。でも、食材自体はスーパーでも売っていて、とくだん目新しいものではありません。
代理店販売と聞いて、安い買い物ではないだろうなとは感づいていました。

よく聞く外資系ビジネスの会社なら私もさすがに断るところですが、その先輩に対しては、私が仕事を急に休んだときに直接フォローをしてもらっていたという引け目がありました。

今の私であれば、私が仕事で先輩に迷惑をかけたことと、健康食品の勧誘と、それとこれとは別!!ときっぱり断ることができると思います。
でも、当時の私は、精神科にかかっている(今の先生とは違うところでしたが)と言えば何を言われるか分からない、断ることで先輩から悪く思われたくない・・・という、何の役にも立たない「ええかっこしい」精神が働いてしまったのです。

そんな私が、話だけテキトーに聞いて手ブラで帰ってこられるわけがありません。

結局、その会社の看板商品と、「セットで飲むと効果倍増なのよ」と数種類のサプリメントを抱き合わせで買ってしまいました。それも、各1個ずつで買う時に比べて、5個、10個とまとめ買いすればするほど、1個あたりの単価がぐんと値下がりするという販売システムでした。「最初は継続して試してほしいから」。

ちょっと気になったのは、商品を買った後に、別れ際の先輩がやけに笑顔だったこと。
そのときは「厳しいのは仕事の時だからなのかな。ふだんは優しい人なのかも・・・」などとお人よしなことを思っていたのですが・・・。

その後も、2、3回ぐらいセットを買い込んだでしょうか。セミナーとやらにも行かされました。さすがにこれはメーカーの宣伝だよなあと思い、2度目からは断りました。

さて肝心の効果は・・・よく分かりませんでした。高価だから、吐いたらもったいないと思って、その健康食品を食べた時は吐かなくて済んだぐらいでしょうか。

先輩は他の人が居る場でも、健康食品の購入のことやセミナーの話をするようになりました。
ある日、先輩と私のやりとりを見かねたのでしょうか、別の先輩が、私と二人だけの時にそっと忠告してきました。

「あなたも、人が良いのもほどほどにしておきなさいよ。けっして安いお金じゃないんだからね」。

(この話題、つづきます)

立冬を過ぎて

  • 2011.11.09 Wednesday
  • 10:43
突然ですが、私は「ふかしイモ」ならぬ「ふかしカボチャ」が好きで、よく食べています。
蒸し器に入れて火にかけて待つこと約20分。
これにハチミツをかけると、ちょっとしたデザートになります。おすすめです。

一口めを食べるときには、いつもソワソワします。
水っぽいカボチャだと、とても悲しくなります。
今晩のカボチャはひさびさの「当たり」!栗のようなほくほくカボチャだったので、とても幸せです。


さて、このところ11月とは思えない温かい日が続いていましたが、立冬を過ぎてさすがに肌寒くなりました。とうとう羽毛布団の出番です。

今日はお昼の時間をめいっぱい使ってウォーキング(&時々ジョギング)をしてきました。
昨日、少しだけ走る距離を長めにしたのですが、さっそく筋肉痛です。自分が思う以上に筋力が落ちているのかもしれません。









かもさん。野生の動物は気配に敏感なので、近づけません(泣)。





明日から週の後半。無理せずぼちぼちとやっていきます。

季節が逆戻り

  • 2011.11.02 Wednesday
  • 00:04
数日前は冷え込んでいたのに、今日はうってかわって汗ばむ陽気に。
もともと気候の変化には弱い私。身体がついて行けません。
とはいえ日本に住む以上は、四季の移り変わりにそれなりに妥協していかねばならず…。
せいぜい風邪を引かないように気をつけなくちゃと思っているところです。

いつもながら、今日も気晴らし程度のジョギング。

これまでさんざん自分を追い立てて、すぐ全力で息抜きするクセがあったので(それはもはや息抜きとは言わない)、距離やペースにこだわらないようにしています。

走力をあげようとか、減量しようなどとは思っていないのですが、ある程度進歩した実感が無いと、これまた続かないかも・・・と思えてきました。もう少し体に負荷をかけて、持久力やペース向上に努めたほうがいいのかな?

走るには最適なシーズンになったと思っていたら、夕方はどんどん日が短くなってきています。



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