ミーティングへ行ってきた(ラスベガス編・2)
- 2010.09.30 Thursday
- 10:56
ベンチで話をしていたご婦人たちに、"Is here an OA meeting?"と訊いたところ、その中の一人が笑顔で"Yes! ○×△■□? welcome!!"と言ってくれました。うむむ、聞き取れないところがあったけど、たぶん「あなたもメンバーなの?」とか、そういうあたりだろうなと思っていたら、横からダンナが「ネットでこの会場を調べて、タクシーで来たんですよ」と助け舟を出してくれて、僕はAAメンバーで彼女はAAとOAにも通ってるんだとか、今回の旅行のことなどを話していました。そうしたら別のメンバーが「へー、日本から来たの!」と話の輪の中に入ってきて、以下、非常に賑やかな展開になりました。
ミーティングまでもう少し時間があるということで、クラブハウスの中に入って少し待つことにしました。
私はクラブハウスというのを実際に見るのは初めてでした。
玄関から入ったら正面にカウンターがあって、店番役の人(12ステップグループのメンバーとは限らないのでしょうが、たぶんそうでしょう)に言えば好きなソフトドリンクが買えるようになっていました。あとは何人かが集まってゆっくり話ができるように、テーブルとソファのセットが2、3ヵ所。テレビもあります。そして、つきあたりの少し奥まった部屋がミーティング会場になっていました。
後日、このクラブハウスのホームページを発見したので貼っておきます。こんな感じです。
http://serenityclublv.com/index.html
いろんなグループが会場を借りてミーティングをやっているんですね。ミーティングよりも早めに来て仲間と喋るのも良し、ただ時間つぶしに来ても良し。それでもって24時間営業とは!さすがラスベガスです。
「こっちよー」と、あるメンバーに案内されて、つきあたりの部屋に通されました。けっこう広い部屋ですが、三々五々と人が集まってきます。係の人がビッグブックのハードカバーを手渡してくれました。へえ、ここはビッグブックを使うんだ。
…それにしても、OAなのに男性メンバーが多いなあ…
そして、いざミーティングが始まって参加者の自己紹介の時間になったのですが、最後まで聞いていてもやっぱりcompulsive overeaterの人が一人もいないのです。ここ、やっぱりAAミーティングなんだ…。あれれ。
ダンナも「あれ?」という顔はしていましたが、頃合いを見はからってちゃっかりと体験の分かち合いをしていました。
「インターネットの情報が古かったのかなあ?でも、さっきの女の人は、私が『OAはここですか?』って聞いたらyesって言っていたのになあ…」と頭の中に"?"マークがクラゲのように漂ったまま、ミーティングは終了してしまいました。
そのAAミーティングが終わったあとに、ダンナが「しまった!」という顔をして私に言いました。
「そういえば、さっき誰かが"There are 2 meetings now."って僕に言ったんだ!今思い出した!僕たちをこの部屋に案内してくれたのは、僕がAAメンバーだって言うことだけしか聞いてなくって、『それじゃあこっちの部屋よ』って連れてきてくれたんだよ。」
えええ、じゃあ、このクラブハウスの中でもちゃんとOAミーティングがあったってこと???
「さっきミーティングの途中でトイレに行ったんだけど、この部屋のちょうど反対側のつきあたりの方へ人が入っていくのが見えたんよ。その時にピンと来なかったんけど、たぶんそこだ!!だとしたらまだ人がいると思うから、行ってみよう!」
急いで今までいたミーティング会場を出て、ラウンジへ戻りますが、はて、もう一つの部屋は…と思っていたら、少し狭い通路がありました。その通路を奥に進んでいくと、さっきよりはこじんまりとした部屋でしたが、10人そこそこの女性が片付けや雑談をしていました。その中に、私が最初に話しかけたご婦人もちゃんといました。そうです、OAミーティングはこっちの部屋だったんです。うわー、しまった!!
(まだまだ続く)