アブソリュート

  • 2007.09.27 Thursday
  • 22:51
お酒を飲んだ夢を見た。

夢の中で、私はボンベイサファイアと、どちらにしようか迷って、結局ウォッカにした。

「ショットで下さい」とお願いしたのを覚えている。バーテンがボトルを見せてくれた。アブソリュート。飲みたかったやつだ。

目が覚めて、夢の中なのに、ウォッカの味と舌の感覚がちゃんとあったのを思い出して、びっくりした。

ウォッカは、お酒を止める前から、ずいぶんと飲んでいなかったのに。脳ミソはちゃんと覚えているんだ。

これは天からの冗談のきついサービスか、煩悩のなせる業か。

正直、美味しかったです。ああ。

私が食べる/私は飲み込まれる

  • 2007.09.20 Thursday
  • 23:51
すでにスーパー、コンビニから調達済みのお菓子たち。
ぷるぷるゼリーにふわふわのパン。甘いジャムやカスタードクリームが詰まってる。

当然、誰も部屋には入れない。私は一人きりで食べるのが好き。一人になって、食べ物に囲まれて、それでやっとホッとできるから。

ゼリー、プリン、おむすび、ミートソース、クリームパン、バウムクーヘン、キャラメルを黙々と食べる。季節限定のチョコレート菓子にアイスクリーム。

食べ物たちはどんどん胃袋に飲み込まれる。怒りも所在無さも一緒に飲み込んでしまいたい。食べ物ごと胃酸が溶かしてくれればいいのに。

ビターチョコレートを食べているうちに、妄想の世界へ迷い込んでしまった。食べ物が胃袋へ貯まっていく。その胃袋がすうっと私の口からせりあがって出ていって、黒い夜に変わった。そして、無駄食いをしている私の頭もろとも、がぶりとひと飲みしてしまった。後はなんという静けさ。

こんな食べ方をしていたら、いつか私も夜に飲み込まれそう。飲み込まれてしまうのもいいかな。

でもだめだ、どうせ楽にはならないもの。

吉井和哉を見に行く(夏の終わり・後編)

  • 2007.09.01 Saturday
  • 01:09
小走りでショッピングモール中央の案内所へかけつけ、「サテライトスタジオは何階ですか?」と尋ねたところ、係員の女性はとまどいながら場所を教えてくれました。きっと私が切羽詰まった表情をしていたので、びっくりしたのでしょう。

エスカレーターを駆け上がり、3階の隅まで走りCD売り場へ。店内にはもう吉井さんの声が天井のスピーカーから流れています。焦って周囲を見回すと、人だかりを発見!スタジオを見つけました。

爪先立ちしてアゴを上げて、人の頭ごしにスタジオの中をのぞくと…吉井さんです!ラジオ出演とあって、ふだん着(でもカッコイイ)でインタビューに答えられています。

いつもながら私の心臓はドキドキ、話の内容はさっぱり覚えていません。私が辿り着いた時は、インタビューも終盤でした。間に合ってよかった!

さて、吉井さんの出番が終わると、私より右側に立っていた人達が一斉にスタジオの通用口に移動しました。私も状況がわかり、そちらに行きました。

しばらくして吉井さんが出てきました。係員のガードの向こうでしたが、吉井さんは背が高いので顔をはっきり拝見できました。

吉井さんは帰り際に私達のほうを向き、「ありがとう!」と言って手を上げ、去っていかれました。

そういえば、マイクを通さない、吉井さんの生の声を聞いたのは、これが初めてだ、と思いました。

しかし余韻に浸っている時間はありません。今度はミーティング会場へ行かねば!

帰りのタクシーの中で、「神様ありがとう。ミーティングを第一にしなくてごめんなさい。埋め合わせはいたしますっ」と念じていたのですが、どうもここでも私は切羽詰まった顔をしていたようです。頼んでもいないのに運転手さんが抜け道を走ってくれて、しかも「今日は混んでるから」と、目的地のかなり前のところでメーターを止めてくれました。降りる時は「忘れ物は大丈夫?」と二度三度と声をかけて下さいました。

ミーティング会場には5分ほど遅れました。会場には誰もいませんでした。しばらく待っても来なかったので会場を閉めた後、隣の部屋で開かれていたAAミーティングに、遅れて参加しました。久しぶりに会えた仲間もいて、うれしかったです。

最近落ちこんだり腹が立ったりだったけれど、なんだか気持ちが軽くなりました。

吉井和哉を見に行く(夏の終わり・前編)

  • 2007.09.01 Saturday
  • 00:14
私の大好きな吉井和哉さんは、ただいまキャンペーンで全国をまわっています。
数日前、吉井さんの公式サイトで、私の住んでいる広島にも来られると知りました。なんとサテライトスタジオでの公開生放送です!!

よろこんだのもつかの間、それが金曜日の夕方とわかり、血の気がさっと引いてしまいました。

夕方4時から8時までの番組の、どの時間帯に吉井さんが出演するかはわかりません。仕事だから開始時間から待つことはできないのは当たり前なのです。しかしそれにしても金曜日とは…いくら一人ミーティングが続いているとはいえ、OAミーティングをすっぽかす訳にはいきません。

生放送が行われるスタジオは、郊外のショッピングモールの中にあります。職場、自宅、ミーティング会場、ショッピングモール…どこも街の中心から少し離れて散在しています。

夕方、ああ今頃吉井さんは広島に…とため息をついていたのですが、こんな日に限って、仕事が定時に終わりました。

帰宅後、ラジオをつけました。もう、吉井さん出演した後だったら、私は仕事だったんだから仕方ない、ってあきらめられるんだけどな…と思ったところへ、ラジオから「吉井和哉さん出演まで、あと1時間!」との声が飛び出して来ました。

「いやいや、グループへ責任は果たさなくちゃ」と部屋に大の字になって天井を見ていた私でしたが、「1時間」という言葉が、頭の中で広がりました。
…10分後、私は部屋を飛び出しました。タクシーはすぐにつかまり、行き先のショッピングモールの名前を言いました。

車の中で、今日のミーティングに来るかもしれない仲間には、今日は開始間際に会場に行くからゴメン、とメールをしました。

ミーティング会場への移動時間を考えて、ぎりぎりまでスタジオ前で待ってみようと思ったのです。
もし、新しい仲間が来たら、ぽつんと一人で待つようになるかもしれない。そうなったら頭を下げておわびするしかない。

金曜日の夕方6時は、仕事帰りとお出かけの車で道路が混み合っていました。時計とメーターばかりが進みます。「あと1時間後」が近づいてきます。

ともあれショッピングモールに到着、もうたくさんのファンが待ち構えていることでしょう。なんとか吉井さんの顔が見られたら…。

入口めがけて走る私なのでした。
(後編へつづく)

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