晴れた夜空に

  • 2007.06.30 Saturday
  • 00:32
梅雨だというのに今晩の夜空にはきれいな月が。

寝付きの悪い夜でも、もう怖くない。
離れたところにも仲間がいるから。
世界のどこかでは、太陽の下で今この時間にミーティングと祈りがあるから。

私も遠くの仲間を思って平安の祈りを唱えようと思う。

ライヴが大好き。

  • 2007.06.21 Thursday
  • 23:12
私の母が、ラジオを聴きながら家事をする習慣があったおかげで、家にはいつも歌謡曲やロックが流れていました。

中学生になって、自分がファンであるところのバンドや歌手が載っている雑誌の記事を読んでいくうちに、「コンサート」なるものに私も行ってみたいと、思うようになりました。

しかし、私の生まれ育ったところは片田舎で、全盛期の歌手が「気が向いたら」地元の市民会館に来るようなところでしたし、母からは「市民会館は遠いし、夜が遅くなるからダメ」と言われていました。私の周りには、アルバイトでお小遣いを貯めてコンサートに行った近所のお姉さんだとか、帰りはお父さんに車で迎えに来て貰った友達もいたのですが、私には財力も行動力も親の理解もありませんでした。

そんな私が、広島に来て、仕事で自由にお金が使える身分になったのです。広島には、たいていのミュージシャンがやって来ますし、自分がどうしても見たい場合は、大阪や福岡にも行きました。

雑誌を見て溜息をついていたのが高校生の頃、その時の年齢の倍になった今でも、ライヴが大好きです。

CDも持っていないうちからライヴに行って、それがきっかけでファンになったバンドもあります。夏フェスは、ごひいきのミュージシャンはもちろん、いろんなバンドが見られるから大好きです。チケットは決して安くないし、一回きりだし、形に残るものではないけれど、どうにも、あの雰囲気が好きなのです。

ところで、高校時代にコンサートに行っていた私の周りの人達はとっくに落ち着いています。「子どもの頃に頭ごなしに禁止するのも考えもんだなあ」と、ダンナからしみじみと言われてしまいました。

愛と龍

  • 2007.06.17 Sunday
  • 23:03
大河ドラマも、いよいよ上杉謙信(まだ長尾氏ですが)が登場しました。
番組の最後では、この前行った春日山や林泉寺が紹介されていました。

林泉寺の宝物殿では、謙信が生前に描かせたという肖像画や、直筆を元に作られたお寺の額、山門に飾られていた龍の絵、奉納された、表情豊かな羅漢さんたちなどがが展示されていました。ゆかりの品について、係の方が親切に説明して下さいました。

上杉謙信には、小さい頃から亡くなるまで、師と仰ぐ和尚さんがいて、その和尚さんの名前を一文字(謙)取って謙信と改名したことや、生涯信仰したのは「愛染明王」という仏さまだったことを教えてもらいました。
「毘沙門天と龍の旗ばかりが有名になってしまって」と、係の方は少し不服そうでした。

訪問先でお世話になった方と一緒に拝観したのですが、「謙信さんにもスポンサーとハイヤーパワーがいたんだねえ」と話をしました。

上杉謙信が出陣した戦は、引き分けはあっても負け戦は一度もなかったそうです。

本堂から少し奥まった所にあった、お墓を拝んで帰りました。

今私が見ているものを、何百年も昔に謙信やお寺のお坊さんたちが触れていたのだと思うと、しみじみしてしまいました。

羅漢さんや愛染明王の絵を見て、なんだかほっとした心地になりました。どうも私には多神教のハイヤーパワーのほうがしっくり来るみたいです。

顔色うかがい

  • 2007.06.15 Friday
  • 19:19
物心ついたころから、人の顔色を伺う癖がついてしまった。

「今日もお父さんはお酒を飲むんだろうか?」と憂うつになり、母と二人の時は、父親の愚痴を聞くカウンセラー役になっていた。「私がいい子にしていなくてはこの家が壊れる」と思いこんでいた。

ある日、母から「ともちゃんは何でも一人でできてえらいわね。」と言われ、何でも一人でやるのが良いのだ、と思った。
塾にも行かずに独学で大学も卒業したが、社会に出たらこれがアダになった。人の顔色を見て、人に相談しないで独断で仕事を処理するとは、社会人としてコミュニケーションをとっていくには致命傷だ。

自分がいい思いをしたくて外面を良くしたつもりが、本音とのギャッブに苦しむようになった。人に助言を求めないから、職場の人間関係はいつもギクシャクしていた。過食は「ストレスの解消」も「ダイエットの反動」をとっくに通りこして、とっておきの、感情の麻酔薬になった。

私は食べ物に依存していたけれど、いかに他人から良く評価されるかにも依存していた。自分より才能のある人が自分をおびやかす存在に思えて、褒めることができなかった。
アタシダケヲ見テチョウダイ!それが根っこだったのだ。

今、私は人と会話をしていて「するどい事を言いますねえ」と言われることがある。
多分それは、人の評価を気にしなくなったけれども、顔色を伺う癖はまだ抜けてないからだと思う。果たしていいことなのかは分からない。
ともかく、言葉の暴力にならないように気をつけようと思う。

上越に行く

  • 2007.06.08 Friday
  • 15:22
半月ばかり前に、新潟へ行ってきました。自助グループが縁で知り合いになった方にお会いするためです。
これまで、東京から先には行ったことがなく、上越新幹線にも初めて乗りました。

その方(Yさん)は、思うところがあって、アディクションの種類にはこだわらない自助グループを1年前に立ち上げられました。12ステッププログラムを使いつつ、感情に問題がある方や、家族の方も参加できるオープンミーティングです。今回は、そのグループの一周年記念のミーティングにお邪魔しました。

「アルコホーリクが2人集まればグループ」とは言いますが、摂食障害もリストカットも「依存を止めたいと願うもう一人の人間」と、なかなか出会えない土地もあります。苦しんでいる人は、きっと全国津々浦々に潜んでいるのでしょうけどね。

「安心して体験を分かち合える場所を作りたい。なんとかして生きて助かって欲しい」というYさんの真剣な思いに、身のひきしまる思いがしました。

私も、今回は同じ体験を持つメンバーと知り合うことができました。本当に感謝しています。

仲間の話を聞きながら、生き方の道しるべとしての12ステップの大切さ、私の地元にOAがあることの幸せに改めて気付かされました。

また、広島のAAメンバーが、目先の症状の問題にとらわれず、一人の苦しんでいる人間として、黙って私の体験を 聞いてくれたからこそ、今があるのだとも感じました。私も同じように、誰かの役に立ちたいと思います。

 ちょっと遠かったけれど、行ってよかったです。

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