ウツウツな日々

  • 2007.05.30 Wednesday
  • 22:34
自分の身体に膜が張ったように、周りの人や言葉が、遠い世界の事のように感じた。

死ぬ元気も無かった。
夜中や明け方に何度も目が覚めて、迫り来る朝にうんざりとしていた。

このまま、布団にくるまったまま、砂みたいに消えてしまえばいいのにと思っていた。

あの4年間は何だったのだろう。
今生きているのが不思議なくらいだ。

過食嘔吐をしても、以前のような気晴らしにもならなかった。たとえ悪しき依存でも、杖になっているうちは、まだ元気だった。

「過食を手放せない、どうしたら止まるの?」と聞かれると、ついつい「いま止める気がないのに、無理に取り上げないで下さい」と答えてしまう。それは私自身の、あのトンネルのような4年間が苦い経験となっているからだ。

苦しんでいる人に私ができることは、ミーティングの場所。そして待つことだ。
もし私を見て、「止まっている人間が現実に居る」と信じてくれればもうけものだ。

私だって、ミーティングを知って、再び通い続けるまで5年もかかったのだから。

ビニール袋

  • 2007.05.25 Friday
  • 21:40
この前、はたと気が付いた。
コンビニやスーパーで買い物をした時に渡されるビニール袋が、以前よりずっと薄手になっているのだ。エコ、という大義名分のもとに経費を節約しているのだろう。

私が過食嘔吐まっさかりで、日々ローテーションを組んでは近所の店を渡り歩いていた頃は、もっと厚手で白くて、外からは袋の中身がハッキリ見えることは無かった。
うーん、今時の摂食さん&お酒飲みさんは中身が見えても気にならないのだろうか?

病気も年季が入ってくると、一度過食嘔吐を済ませたぐらいでは欲求も収まらなくなってしまっていて、すぐに「買い出し」に出ていた。まだ前回の時と同じ店員さんがレジに立っていて、そそくさと別の店に行っていた。
そこで、店員さんに「仕事は最近忙しいの?」とフランクに聞かれて、ギョッとしたのを覚えている。それから当分はその店には近づかなかった。

思い返せば、食べることに罪悪感や嫌悪感を抱かなくなるまで、それなりに時間がかかったのだ。今日私が生きているのは、当たり前のことではないことを忘れないようにしたい。

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