分かちあい雑感(つづき)

  • 2006.05.31 Wednesday
  • 12:18
AAにつながって、過食嘔吐が止まって1年経った頃だと思います。
ある仲間に「自分は摂食障害のグループを立ち上げたいと思う」と相談しました。

その人はそれまで私の顔を見ずに話を聞いていましたが、じろりと私の目を見て「あんた、摂食障害じゃないの、人格障害。」と表情を変えずに言いました。「あのなー、アル中とか、摂食とか、そういうことから、ええ加減離れろ。これは生き方の問題やから。まあ、とうぶん、こっち(AA)を続けんさい。」

せっかくのやる気を、どうしてムゲにするんだ?と不平を言う私に、ダンナはこう言いました。
「どちらも人の集まりだから、AAで起こるトラブルは、OAでだって必ず起こる。そこで生き残る人と去る人はどこが違うのか。サービスやメッセージも、AAのみんながどのように運んでいるかも、ちゃんと見ておきなさい。それらは将来あなたがグループを作ったときに、必ず財産になるから。」

わたしが生き残りたいなら、「まだ見ぬ摂食障害者にメッセージを運び」続けることです。でもそれがAAの中でできるか?当然できないことです。
実際に行動に移すまでに、さらに3年の期間が必要でした。

「あんたは人格障害」と私に言った仲間も、その昔、12ステップの力を信じて、AAの活動とは別に、アルコール以外の依存症の人たちと、(自分にはその問題を持っていないにも関わらず)それぞれのグループを作ろうと手助けしたことがあったそうです。残念ながらその時のメンバーに、私はお会いしたことはありませんが。
この前も、「わしは、摂食は体験しとらんから、よう分からん。アル中の方が素直や」と言われました。
 
モチはモチ屋とも言います。これからミーティングの灯を守り続けたいです。

分かち合い雑感

  • 2006.05.29 Monday
  • 12:13
かねてから、「私は他人の言葉のコピーではなく、私自身の言葉を語りたい」と思っていました。

ところが、私がいま共感して、納得して、喋っていることは、誰かから手渡された体験や言葉から気付かされたものがほとんどだと、最近になって気づきました。

ある時、あるAAメンバーから「神様は他人の言葉を通じて、あなたに語りかける」と言われたことがありました。

私に、はっとする言葉をかけてくれた人が、みな飲まずに生き残っている訳ではありません。飲んで人が変わってしまった人もいます。AAから去っていった人もいます。でも、私の中にはその人たちの言葉や生きざまが残っています。私も器に過ぎないし、ミーティングに行って汚れを落とすしか能がありません。

先日、仲間と一緒に、病院メッセージに行ってきました。そこでは当然、「AAミーティングはこんなふうにやってますよー」みたいなことを伝えるわけですが、集まっている人達を見て、心の中で「AA断酒会でも医者でもいいから、とにかく生き延びてくれ」とホントに思いました。

私もずいぶん回り道をしてきました。いろんな分かれ道がありました。そして12ップグループを選びました。他の手段でも助かったかも知れないし、他の自助グループのほうが、より順調に回復したかもしれない。でも経験してないからわかりません。

一方で、私がグループを選んだのではなく、グループが私を選んでくれたのかな、とも思い始めています。

いずれにしろ、私が地元のミーティングにつながった時は、私は「摂食障害ではあるが、アルコールには問題が無い」と思っていたわけで、そういう人間でも、いまここに居るんだから、12ステップには見えない大きな力があるんでしょう。

何処へ行っても自分の欠点や人間関係はついてまわります。居場所を作るのはラクなことじゃないです。居場所を探し続けるより、とどまり続けるほうがいいと思ったから、私はここにいます。でもこれは私が体験して分かって、私にとってベターな選択肢だっただけ。他の人は、好きにすればいい。私が仲間と呼ぶのは、同じ道を行き、同じ目標を持つ人間です。未熟者なので、ケンカを売ることはあっても、四六時中仲良くしたいとは思ってなかったりします(こらこら)。

まあ、ケンカみたいな、再発の引き金になるようなことはしないに越したことはありませんが。いつだろうと、どこだろうと、過食嘔吐する理由は何処にも無いもんね。

ともすけチタン補強

  • 2006.05.24 Wednesday
  • 19:51
退院記念に、骨折のレントゲン写真を貰って帰りました。
手術後の足にはプレートとボルトがバッチリ装着。まさに「ビフォーアフター」でございます。

さっそくダンナがコピーして、内輪の人間に見せたそうです。口で説明するより見せたほうが早い。いつも夫婦共々お世話になっている病院の先生からは、「よくまあ、ここまで折れましたねえ」と感心されたそうです。

 焦って体重をかけると骨が砕ける、かといって固めたままだと関節まで動かなくなる、足が治るまで動かないでいたら、今度は体力が衰える…というわけで、杖を使いながら、重さと歩く距離と時間をちょっとずつ増やしていくしかないのです。

私の心の扱い方とよく似ています。そして、「過程は面倒だ、今すぐ、ラクに、でも完璧に」物事の結果を欲する私の性分には、とても苦手な作業です。

しかし、自分でトイレに行けて、毎日湯舟につかれるなんて、なんて幸せだろう。こんど、ちょっと奮発して香りのいい入浴剤でも買ってこよう。お風呂とトイレの掃除はちゃんとしよう。

ただいま療養中

  • 2006.05.23 Tuesday
  • 23:08
昨日、イイ気になって散歩をしたせいか、さっそく足の甲がぷっくりと腫れてしまいました。

ダンナからは「先生から、急に歩きすぎちゃいけないって、言われたでしょう!まだ骨も軟骨もちゃんとできあがっていないんだから!」と指導を受ける始末。やはり、やりすぎはよくありません。すんません。

松葉杖はまだ当分必要なのですが、ダンナを従えて電車に乗ってみました(広島はまだ路面電車が走ってます)。私が電車に乗り込むときの顔が、余程ひきつっていたのか、すぐに席を譲ってもらったり、帰りの電車では、わざわざ離れた席のほうから、「こっちこっち!」と手を振ってくれたり。意外に人って親切です。ありがたいことです。
中には、知らんふりして、よけてもくれないご婦人方もおられましたが、きっと「あたし達だって、ヒザも腰も痛いのよッ」ぐらいにしか思っていないんだろうな。私も気をつけよう。

ところで、松葉杖になって間もない頃、エレベーターに乗るときに、目の前で扉が閉まるのがかなり恐怖でした。これからは足の不自由な人や年配の方と乗り合わせたときは、さりげなく延長ボタンが押せる人でありたいなと思います。

さりげなく、ってのが肝心。

どーも。ご無沙汰しておりました。

  • 2006.05.22 Monday
  • 18:21
事故のため約2ヶ月、入院してました。
雨の日でもないのに、通いなれた道なのに、自転車でズッこけて骨折。「一人ずもう」でしたので、他人を巻き込まずにすみました。

「こんなはずじゃあ、なかったのになー」と言っても、起こったことは仕方ない(依存症の人間がスリップする時って、こんなもんでしょうね)。

OAのミーティングも、メンバーがしっかり会場を守ってくれたし、入院生活中のこまごまとした雑用も、彼氏や母親がこなしてくれました(おかーちゃん、素直にお礼が言えなくて、すまん。)

お見舞いに来てくれたAAのおいちゃん達もありがとう。

外の空気はおいしい、新緑の木々もきれい。

パソコン切って外に出よう。歩ける足があるんだからミーティングへ行こう。

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