センター試験

  • 2006.01.23 Monday
  • 22:50
おつかれさまです。

(…って、これを読んでいる人で受験生っているのかなあ?)

私は現役高校生のときに「最後の共通一次」と、浪人のときに「最初のセンター試験」を受けた人間です。私が高校3年生の時(1988年)に生まれた人たちが、今年は大学を受けるんですよね。いやもう、年をとるはずです。

父親を見返したい一心で勉強をしていた私は、共通一次での大失敗により、おそらくは人生初の挫折を経験するのでした。
母親から「お父さんにお金を出してもらうんだから、頭を下げてお願いしなさい」と言われ、父の前で土下座をさせられました。はらわたが煮えくり返る思いでした。あのときの父の勝ち誇った(ように見えたのですが)顔を思い出します。

思い返せば、AAの中でもそうでしたが、私を動かしたり、踏ん張らせたものは、いつも「こんちきしょう。ここで逃げてたまるかい」という気持ちでした。そして、後になって「確かに気に食わない人だったし、気に食わないことをされたけど、だからこうして生き残れたんだよな」と気づかされるのです。

父親への意地もあり、進学をあきらめることはできませんでした。「女はバカでいい」と言った人間に、学費なんかお願いするもんか、と思った私は、かたっぱしから資料を探しました。そして、夜間の大学があること、国立ならば授業料もなんとか自力で工面できそうなことを知りました。

一年後、就職の通知と、内緒で勉強した大学の合格通知を両親にたたきつけるようにして、広島へ出てきました。あれからもう15年経ちます。

職場の方の理解もいただいて、大学は無事に卒業しました。もう親の影響を受けることもなく、目標を失った私は、過食嘔吐にのめりこんでいくのです。

父親に土下座をした晩、私は部屋でずっと泣いていました。

お先真っ暗に思えるかもしれないけど、生きていればなんとかなるもんだ。あの頃の私に、そう言ってやりたいです。

求めれば、与えられるらしい。

  • 2006.01.17 Tuesday
  • 23:23
自分でOAのミーティング場を開いて、1ヶ月。
はやくも、いっぱいいっぱいです。

会場に行って、鍵を開ける。それはAAのホームグループでもやっていたことではあるのですが、「ミーティング場を守るとは、こういうことだったのか!」とつくづく感じさせられました。

甘えていちゃダメだ、私には、まだ見ぬ仲間と、先行く仲間への感謝と責任があるんだ。
「何を一人で気負っているんだ」と言われそうですが、やはり、今日一日は飲めないし、吐けません。

仲間と、かかりつけの先生の一致した助言は「あなたも気づいているように、いろんなグループを歩いて、たくさんの人の話を聞いたほうがいいですね」でした。

会場を守り続けている仲間の気持ちや言葉が聞きたい、そう思って、今まで行ったことのないグループに行ってみました。
私は「何かひとつでも、つかんで帰ってやる」という目でもしていたのでしょうか、仲間はしっかりと私に贈り物を手渡してくれました。

「来てくれてありがとう。家は近いの?じゃあ、またいらっしゃい。荷物は一人で背負わなくてもいいんだからね。どんどん降ろしなさい。」

こちらこそ、ありがとうです。また行きます。

私にとっての自助グループとは?

  • 2006.01.16 Monday
  • 23:37
先日、摂食障害に関心を持たれている方とご縁があって、依存症者本人の立場でお話をする機会に恵まれました。

私は、ひとりの患者として話をさせてもらいました。自助グループで回復の機会を与えられたことも伝えました。
一般の方には、自助グループの存在はまだまだ知られていません。AAについては、グループの本来の目的をお伝えしたうえで、パンフレットをお渡しして、セントラルオフィスの連絡先も伝えました。こういった資料やサービス組織が整備されているのは、とてもありがたいことです。

第三者の立場の方は、とても率直な質問をされます。なかでも私がハッとさせられたのは、

「今、あなたにとって自助グループとは何ですか?」
「ミーティングに参加していて、それでも吐いてしまった時は、どんな時でしたか?一人で悩んで苦しんで吐いていた時と、何か気持ちに違いがあったのですか?」

という問いかけでした。

専門医やカウンセラーが行う治療プログラムと違って、メンバー一人ひとりが「心底止めたい、回復したい」と願う気持ちと行動を常に忘れないようにしなければ、ステップも使えないし、回復者も出てこないし、グループも良い方向に進んでいきません。
そのためにも、医療関係者や、自助グループ・摂食障害に関心を持ってくれる方々と会って、率直な意見や質問を頂くことが大切なのだと気づかされました。そして何より、私が「過食をしない、拒食をしない」24時間を続けて、実績と信用を積み重ねていくこと。

それは、私がこのたびオープン・ミーティングを開こうと思った理由でもあります。

摂食障害に苦しみ、そこから回復したいと心から願う人(準備ができた人)に、私の体験を手渡していくこと。私ができるのはそれだけです。

年賀状

  • 2006.01.04 Wednesday
  • 20:20
バタバタしているうちに三が日も過ぎ、ようやく年賀状の整理をしているところです。

「ありゃー、出してなかった!」という方もおられますが、これはもう寒中見舞いで勘弁してもらおうと思っています。
かつての同僚や先輩の方からも、年賀状を頂きました。手書きで一言添えられていたりもして、正直、恐縮しました。

というのも、その人たちと一緒に仕事をしていた頃は、本当に「沈みっぱなし」の毎日で、他人のことなんか思いやる余裕もなかったからです。いったい、どんな顔をして仕事をしていたんでしょうね?

自分が太っているか、やせているか、何を食べているか、なんてことは、他人はこれっぽっちも気にしていない。だけど、自分がもっと配慮しなければいけなかったこと…たとえば、挨拶や感謝の言葉などがそうなのですが…そういうところを、人はちゃんと見ているのでしょう。

去年は色々な気づきや出会いがありました。新しく始めたことも多いし、今年は、続けることに重点をおきたいと思います。

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