臭い泥は取るな
- 2005.05.16 Monday
- 22:19
実はもう1月から毎月1回のペースで放送されているのですが、「NHKの新シルクロード」シリーズを、初めて見ました。
昨日は、仏教の経典のすべてをサンスクリット語から中国語に翻訳した「鳩摩羅什(くまらじゅう)」という僧のお話でした。「地獄」「極楽」「色即是空」という言葉を創り出したのも、この方だと知りました(生い立ちの詳細は公式HPをご覧くださいませ)。
話の中に「供命鳥(ぐみょうちょう)」という伝説上の鳥が紹介されました。胴体はひとつ、頭は二つ、片方は昼、片方は夜に起きていて、お互いは激しく憎みあっています。ついに片方が、相手に毒を飲ませたのですが、胴体は一つなので、お互いが息絶えてしまったのだそうです。
「臭い泥池に咲く綺麗な蓮の花。花は摘んでも決して臭い泥は取るな。」
ハッとさせられました。私や私の周りの仲間の間で渦巻いている感情を、ピタリと言い当てられたような気がしたからです。
ミーティングやグループの集まりの中に「自分を超えた大きな力」は本当にある、と最近感じています。一人ひとりの思いは小さくても、集まれば「気」が漂ったり、流れたりするように私には思います。もちろん「善いもの」もあります。しかし、狂気の中でうごめいている人間どもが正気になろう、正気になろう、としている集まりなので、悪いほうの「自分を超えた大きな力」、不安や嫉妬、いわゆる「性格上の欠点」と言われる感情が、バチン、とぶつかってくる時もあります。
…ってなことは、あまり公では語られませんし、私だって救いの手を伸ばしている人に、いきなりこんなことは言いません。でも、ある程度つながっているメンバーなら、少なからず体験しているのではないかと思います。
先人の教えは何でも聞きかじってみるものです。いろいろ気づかされます。
昨日は、仏教の経典のすべてをサンスクリット語から中国語に翻訳した「鳩摩羅什(くまらじゅう)」という僧のお話でした。「地獄」「極楽」「色即是空」という言葉を創り出したのも、この方だと知りました(生い立ちの詳細は公式HPをご覧くださいませ)。
話の中に「供命鳥(ぐみょうちょう)」という伝説上の鳥が紹介されました。胴体はひとつ、頭は二つ、片方は昼、片方は夜に起きていて、お互いは激しく憎みあっています。ついに片方が、相手に毒を飲ませたのですが、胴体は一つなので、お互いが息絶えてしまったのだそうです。
「臭い泥池に咲く綺麗な蓮の花。花は摘んでも決して臭い泥は取るな。」
ハッとさせられました。私や私の周りの仲間の間で渦巻いている感情を、ピタリと言い当てられたような気がしたからです。
ミーティングやグループの集まりの中に「自分を超えた大きな力」は本当にある、と最近感じています。一人ひとりの思いは小さくても、集まれば「気」が漂ったり、流れたりするように私には思います。もちろん「善いもの」もあります。しかし、狂気の中でうごめいている人間どもが正気になろう、正気になろう、としている集まりなので、悪いほうの「自分を超えた大きな力」、不安や嫉妬、いわゆる「性格上の欠点」と言われる感情が、バチン、とぶつかってくる時もあります。
…ってなことは、あまり公では語られませんし、私だって救いの手を伸ばしている人に、いきなりこんなことは言いません。でも、ある程度つながっているメンバーなら、少なからず体験しているのではないかと思います。
先人の教えは何でも聞きかじってみるものです。いろいろ気づかされます。
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