ラクにはならないけど。

  • 2005.03.29 Tuesday
  • 21:12
過食嘔吐に悩まされて、ひとりで苦しんでいた頃に、いろんな本を読みました。そして、理由探しをして、親や人や世の中のせいにしていました。

だって、親のせいだとか、アダルトチルドレンだとか言ってたほうがラクだもん、自分の本当の問題から逃げられるもん。

だけど、ある日、ある人から、「あなたがそうなったのは、あなたのせいではないかもしれないけど、今日これから、あなたがどんな生き方をしていくかは、あなたに責任がありますね」と言われました。

しまった、気づくんじゃなかった、って思いました。

AAの仲間から、「そうやって、本を読んで、ラクになれたか」とたずねられました。

いいえ、ちっとも。

とりあえず今は、私は「ビョーキ」で「狂っている」と認めて、アル中のおっちゃんや摂食の女の子が集う場所に向かう。そこでいろんな人に会う。

楽しそうな人、一緒にいて安心できる人、クセが強いけどいい人、AAの言葉は良く知っているけど表情がつらそうな人、私と同じただの人間のはずなのに、神やハイヤーパワーをかたってモノを言う人、などなど。

頭を空っぽにして(100%空っぽにはできないけどね)、この人はどんな目をしているだろう、どんな表情をしているだろう、って見てみる。

本にしがみついていたときよりは、生きてて楽しい。

ロヴィンソン氏を見に行く '05

  • 2005.03.24 Thursday
  • 05:45
”ヨシイ ロヴィンソン”さんを初めて間近で見たのが去年の2月24日でした。

今回も、キャンペーンのため広島へ来られました。
 街の中心部に、地元FM局のサテライトスタジオがあるのですが、そちらで夕方6時からの出演ということで、行ってまいりました。

今回は、窓ガラスの向こう側の吉井さんを、遠くから見ていたのですが、やっぱりカッコよかった!

退場の時には、他の大勢のファンと一緒に駆け寄っていって、きゃあきゃあと手を振る始末。ヨン様にあこがれるオバサマと変わりません、ええ。

見送った後は、ダッシュでミーティングへ。なんとか間に合いました。

「出会う」

  • 2005.03.16 Wednesday
  • 21:24
この前、診察に行って、先生から「今は、いろんな人に会う機会を作ってくださいね。」との助言をいただきました。

信頼できる先生に出会えたことは、ほんとうに「不幸中の幸い」だったと思います。

職場の人と世間話をしたり、友達に「元気?」とハガキを送ったり、それだけでも気がまぎれるんですから、対処法はとても簡単なことだったのです。

広島市内にミーティング会場が集中して、なかなか他のエリアに広がっていかないのは「悲しいことだ」と言った仲間がいました。確かに、まだ見ぬアルコホーリクのみなさまにとっては、どんな小さな町にも会場があるに越したことはないでしょう。
ともあれ、自転車しか移動手段を持たない私にとっては、これもまた「不幸中の幸い」です。

ミーティングに通える気力と体力があって、「トレーニングも続けていて良かったなあ」と思います。
そのトレーニングも「彼氏のススメ」で始めたことなので、「ほら、やっぱり彼氏に依存してたからだろう」とつっこまれるかもしれません。

ともあれ、生き残ってナンボの人生です。まだまだ、へらず口を押さえて行動あるのみ、の毎日です(って、充分へらず口をたたいてますか。)

ばらいろ、いろいろ。

  • 2005.03.10 Thursday
  • 18:02
花びんに生けたバラを、ぼんやりと眺めていました。

黄色いバラと、バラ色のバラ。バラ色と言っても、よく見れば一本ずつ色合いが違います。
こんなことを、今さらながら気が付いて、へえー、と感心しています。

不思議なもので、ミーティングの行き帰りに、花屋さんを探している自分がいます。

ミーティングに行き始めてしばらくした頃、「きれいだな」と心から感じたのは、秋の青空に映える、黄金色のイチョウの木でした。

いつのまにか、色のない世界、周りの見えない世界に迷い込んでいたのです。

そして、少しずつ手に入れた!と思っていた色も、外の世界も、失くすときは一瞬のうちに、私から奪われてしまうのでしょう。

私は、たくさんの人に助けられてきました。そしてこれからも。ひとりで生きていくことはできません。

 私のかわりに見たり歩いたりしてくれる人はいません。私が、誰かのかわりに見たり歩いたりすることも、できません。

そんな当たり前のことを、よく忘れそうになります。

  • 2005.03.07 Monday
  • 22:41
ついこの間まで、私は切り花が大嫌いでした。
友達の披露宴で、花をおすそ分けしてもらっても、「ありがた迷惑」だなあとしか思いませんでした。

根の無い花、誰かが水をやらないと生きていけない、水を吸うことしかできなくて、またたく間に枯れて、捨てられてしまうだけ。
そんな弱々しくてはかないところが、嫌いでした。

先日、ある歌手の方が、雑誌のインタビューでこんなことを言っていました。

「私は、昔は花が好きじゃなかった、だけど、今は『枯れていくのも花なんだな』って思えるようになって。今じゃ、部屋中花だらけよ」

あー、そうか。そういう見方もあったんだと思いました。

ミーティング会場が教会で行われるときは、ミーティングが始まる前に、聖堂で黙想をするようにしているのですが、教会のあちこちに生花が飾られていることに気づきました。

この一週間ですが、仕事の帰りに花を一輪ずつ買って帰っています。自分と、自分の大切な人たちのために。

ちゃんと毎朝水をかえてやって、花びらが色あせていくまで、ちゃんと面倒をみてあげよう、そう思っています。

風呂につかってぼんやりしてみた。

  • 2005.03.01 Tuesday
  • 22:02
ついでに、たくましく育った腕やふくらはぎを眺めてみた。

この筋肉も、骨も、色んな人の助けを借りて、何よりも食べ物の力をもらって、作ってきたんだ。

ゆっくりでも、一時間走り続けられる力も。

これは、私の財産。きっかけは与えてもらったけど、今は私の財産。

キラキラしたものも、ドロドロしたものも、私たちは抱えて、これからも生き残っていきたい。

怒って、泣いて、笑って、悪いことも良いことも手放し続けられたらいいな。

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