食べ物が「数字」に見えた時期がありました。

  • 2004.08.26 Thursday
  • 17:56
それもかなり長い期間です。
おむすびは1個○○キロカロリー、シュークリームは○○キロカロリーといった具合です。

1日あたり、私は何キロカロリーまで許されるかを自分で勝手に決めていました。カロリー数が少ないという理由で、まずいダイエット食品を流し込みました。別の日には、数字の帳尻さえ合えばよいとばかりに、昼食をお菓子だけで済ませたりしました。

過食する前と、吐いた後には必ず体重計に乗りました。500グラムでも目盛りが右に動いていると気が狂いそうになりました(今だから、その時点ですでに狂っていたとわかるのですが)。

人と外食をしても、トイレに駆け込んで吐くことばかり考えていました。話なんて聞いちゃいません。少しでも消化されてしまうのが嫌でたまらなかったのです。そんなことだから、だんだん人に会うのがおっくうになってきたし、自宅で過食をしていても、その最中に電話がかかってきても出ませんでした。

いまでも、ショーウィンドーに飾られているのは細いデザインの服ばかりだし、
同じ雑誌の中にグルメ情報とダイエットの記事が載っているし、
多くの女の子はダイエットに興味を持っています。

さて、今の私は「よいと思うもの」が変わることで生き延びています(変えたのではなく、変わった、という感じ)。
「ほんとうに」食べたいものを食べたいときに食べ、
その分しっかり身体を動かし、
身体と心が限度を超えないように、専門的なことは病院の先生とジムのコーチにお任せし、
そして、生き方についての指針や第六感を、ミーティングからもらっています。

「寝盆」

  • 2004.08.16 Monday
  • 17:50
気管支炎がこんなに辛いものとは知りませんでした。

食べてもゲホゲホ、寝付いたころにゲホゲホ、しまいには腰痛にまでなってしまいました。

良い時期にミニラウンドアップがあったものです。人といれば気もまぎれるし、何より食事の心配がありません(単純な動機だな)。

後半にはなんとか咳もおさまったので、気の向いたときに皿洗いなぞを手伝いました。食事係のメンバーさま、ありがとうございました。

個別に相談したわけでもないのに、複数の仲間から「仕事しながらサボるやり方を身に着けたほうがいいよ」とか「まじめすぎるのかもしれんねえ」などという言葉をボソッとかけていただきました。

仲間のボソッとした一言は、けっこう当たっているので、「やっぱり顔に出てるんだろうなあ」と思いました。

とにかく、よいリフレッシュになりました。

夏かぜにご注意!

  • 2004.08.12 Thursday
  • 12:05
海水浴で遊んだ疲れが出たのでしょうか、風邪を引いてしまいました。
 
なにより辛いのが「せき」です。この月曜日からずっと続いています。昨晩は夜中じゅう咳き込んで、ろくに眠れませんでした。

自宅近くにかかりつけの内科があるので行ってみたのですが、あいにく入口は閉められており、盆休みのお知らせが貼ってありました。自転車で周辺を探索しましたが、いずれも今日からお休みに入っています。やれやれです。

大通りに出たところで、やっと見つけました。
待ち時間のときに、看護師さんが隣に来て問診をされました。「丁寧な病院だなあ」と思ったのですが、それには理由があったのです。

診察室に座っていたのは、(申し訳ないのですが)ヨボヨボのおじいさんでした。

いやいや、年寄りだというだけで判断しちゃいけん、と気を取り直そうとしましたが、聴診器での診察のときに不安は頂点に達しました。

私のブラジャーの上に聴診器を当てたのです。

私に問診をした看護師さんがあわてて飛んできて、手助けをされました。いつもこうして先生の様子を伺っているのでしょう。下着をずらしたら、こんどは

「こりゃー、あんた、下に何を着とるんかの?」
とおっしゃいました。

「水着の跡ですよ、先生」

「ノドもあんまり腫れておらんがのう、どうしたらええかのう」とつぶやきながらカルテとにらめっこする先生と、みるみる目がつりあがっていく私を冷静に見ていたのは、看護師さんでした。彼女は、先生のプライドと私の機嫌を損ねないように、私に症状の確認をしたり、お薬の処方について提案をしたりしていました。そんな彼女の配慮を知ってか知らずか、先生はマイペースで問診を続けます。

たまりかねた私は、ついに「夜中にセキが止まらなくて困るんです。眠れないほどなんです。だから、咳止めをください。」とお願いしました。

どうにか診察が終わり、診察室を出ようとする私に、先生はもう一言つけくわえました。「うがい薬も出すけどね、これは気をつけんさいよ。飲み込んじゃダメよー。」

診察の終わりに「まあ、熱がないんなら、治るじゃろ。」と言われたわりには、血管注射を一本打たれ、薬をたんまり頂きました。

イライラしていたのは私だけで、私以外の患者さんはみなお年寄りで、診察室から談笑する声が聞こえていたので、あれぐらいの先生の受け答えがちょうどいいのかなあ、とも思いました。

そういえば診察の間は、セキが一度も出ませんでした。

ありがとう。

  • 2004.08.02 Monday
  • 21:50
仕事から帰宅してまずチェックするのがメール、ではなくポストです。月曜日だったのと、台風が原因で郵便事情が悪かったこともあってか、今日は、いつもより多くの郵便が入っていました。

その中に、イエローモンキーのファンクラブからのお知らせが入っていました。あら、久しぶり、珍しい、と思って封を開けると、なにやら素っ気無い文書が入っていました。

解散のお知らせでした。

バンドとしては3年前に休止宣言をしていました。残念ではない、といえばウソになりますが、「ああ、そっかー」と、割とすんなり受け入れられました。

先月発売された某音楽雑誌に、ボーカルの吉井和哉さんのインタビューが載っていました。吉井さんの言葉を読んでいて、「何か心の中で区切りをつけたのかもしれない、と感じてはいました。その矢先の解散発表でした。

吉井さんの、解散にあたってのコメントのなかにあった、この文章に、胸が締めつけられました。

…ライヴの時、オープニングSEでいつも流していた「愛の賛歌」のオルゴールが家にあり、そのネジを回したら吐きそうになるくらい切なく、言葉では言い表せない気持ちになります。それだけはわかってほしいです。惰性で続けることより、無くすことのほうがどれほど辛いかを。…

今度は、回復のチャンスをつかんだ体でライブに行きたいと思っていたので、なんだか拍子抜けした気分になりました。とてもさみしいけど、苦しかった時に支えてくれた歌とその頃の数々の思い出を、私は忘れないようにしたいです。

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