なしくずしに夏休み

  • 2004.07.31 Saturday
  • 08:42
別に私がいなくたって、仕事はまわるもんねー。

などとぼやいてみたり、携帯電話だって充電切れするのだ、パソコンだってフリーズするじゃあないか、とわけの分からない理屈を頭で並べはじめたり、他人の言うことややることにイライラしたり、「裏があるのではないか?」などと勘ぐりはじめたら、疲れがたまっている証拠です。

先週あたりから周囲に予告をしていたせいか?週末まで休暇を取ることができました。
ほんとうにしんどかったら病院へ行く気も起こらなくなりますから、今のうちにと思い、寝ぼけながら自転車をこいで、病院へ行きました。

「具合悪いなー」と思いながら待合室に入ると、なんのことはない、私よりもっと具合の悪そうな方が何人も座っていらっしゃいました。
「日焼けしてても筋肉質でも、患者です、本人です。こんなやつがいるから待ち時間が延びるんだって思わないでください」と聞かれても見られてもいないのに、頭の中で弁解しているうちに名前を呼ばれ、先生にひとしきりグチをこぼしたあと、簡単なアドバイスをもらったら、なんだか気分がすうっと楽になりました。

ようやく「悪いときには悪いなりに過ごせばいい」と分かったような、「言い訳して休みたいとき」と「本当に休息が必要なとき」が感じ取れるような気がします。

病院を出ると、「ぐわん」と強い日差しが待ち受けていました。ちょうどお昼を過ぎたところで、オフィス街にさしかかると、会社勤めの人たちがいっせいに出てきたところでした。まるでビルが人を吐き出しているようでした。

波にさからって、自転車を走らせて帰りました。クラクラしました。暑さのせいだけではなく、時間や人の流れとか、勢いの落差についていけなかったのです。

ヨロコビもカナシミも

  • 2004.07.17 Saturday
  • 08:39
吐こうが、吐くまいが、嫌なことは起こります。

吐かなくなってからも、落ち込むことは相変わらず起こるし、ミーティングに通っているからと言って、すぐに心の重荷が軽くなるわけではありません。

以前の自分は、こんな簡単なことに気づかなかったんだなあ。
ヤセれば、たちどころに自信がつくであろうとか、過食さえなければストレスもなくなるだろうとか。
ストレスをかわせないから過食してたんですけどね。

過食する・しないにとらわれていると嘔吐がとまらなかったように、「謙虚・謙そん」「神さま」という言葉だけにとらわれていると行動が伴わないのかもしれません。

自分を超えた大きな力は、自分の身のまわりのすべてに起こることや、他人様の中にあるのかな。
それもむしろ、いやなこととか、きらいな人たちから。

年甲斐も無く日焼け

  • 2004.07.12 Monday
  • 22:13
近くの市営プールに行きました。

「ファミリープール」というだけあって、なんといっても親子連れが目立ちます。明らかに私よりも若いお母さんが子どもを抱えて一緒に水遊びをしています。「知り合いの子どもでも連れてくればよかったねえ」と彼氏に言ってしまいました。浮き輪につかまってプカプカと水に流されるのもイイ気分です。

日々の自転車通勤が原因なのか、腕だけ日焼けしてしまっていたので、この際いさぎよく「焼く」ことにしました。

サングラスをかけて空を見上げていると、いろんな形の雲が風に流されていくのがわかります。同じ形なんて二度と無いのだなあ、などと思っていたら、いつの間にかウトウトと寝てしまいました。

ふと目が覚めると、西の空に黒い雨雲が立ち込めています。

「やばい、やばい、夕立が来るぞ!」と、隣で同じく昼寝をしていた彼氏を起こして、急いで片付けました。帰る途中には雷も鳴り始めて、ヒヤヒヤしながら自転車をこぎましたが、なんとか間に合いました。まもなく、バケツをひっくり返したような激しい雨が降りました。

20分ぐらい続いたでしょうか。雨雲が去ると、何事も無かったかのように日差しが戻りました。

玄関を出ると、虹が出ていました。これまでの湿気を運びさってくれたのでしょう、久しぶりに涼しい風が吹いていました。

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