じぶんのため

  • 2003.06.30 Monday
  • 18:03
「人のためにやってあげている」

「この人はまだ未熟だから、私が気づかせてあげないと」

などと思っていると、とたんにイヤミや高慢が見え隠れする。

なにはともあれ自分の回復のため。

見えてくればそれなりにしんどくて

  • 2003.06.24 Tuesday
  • 14:50
せっかく土曜日に診察を受けたのに、先生には肝心なことが話せなくて消化不良のまま帰ってしまった。
そのことが気になって、気になり始めると今度は止まらなくなって、どうにも気分が落ち着かない。

仕事がいい具合にひと段落ついたので、思い切って休みをもらって、改めて心療内科へ行った。

くどくどとグチをこぼしてしまったのだが、簡単に言うと

自分に似た人を見るとイライラするんです、

というような内容のことを話した。
しばらく間をおいて、先生は静かに

「自分の過去を否定したり、フタをすることはないですよね。」

とおっしゃった。

いろんな人がいて、いろんな話を聞いて、気づかされること。自分の欠点にぶち当たると、すごく嫌な気持ちになる。今の私みたいに。

でも、だからこそミーティングに出続けることに意味があるんですよ、とも言われた。

「逃げるのではなくて、向き合う時期に来ているのかもしれませんね。しんどい作業ですけどね。」

うん、確かにしんどい。それでも、胸のうちを話すことができて、やっぱり来てよかったな、と思った。

さてさて、スッキリした心持ちで廊下を歩いていると、彼氏の知り合いの方にバッタリ出会った。3年前、彼氏がこの病院に担ぎ込まれた時に、病室で仲良くなったらしい。
今回また入院したとのことで、土曜日に彼氏と一緒に診察に来た時に、ついでに見舞いに行ったばかりだった。コワモテだが優しい方だ。

「コーヒー飲みに行こうや。」

今日はブランドのパジャマを着ている。フツウに立っていても充分目立つオジサマである。私がフツウに話していると、待合の患者さんがチラチラとこちらの様子をうかがっているので、なんだかおかしかった。

入院生活はさぞかし時間をもてあますことだろう。今日もお連れさんを従えて、外来のフロアを流していたようだ。

ちなみにこちらのオジサマ、彼氏の「退院祝い」の飲み会のメンバーだった人でもある。

「あー、たいぎいのう。○○ちゃん(彼氏の名前)は、あれから飲んどらんのん?すごいなあ。」としみじみした口調で食堂のアイスコーヒーをすすっていた。土曜日にはカレーをご馳走になったのだが、今日は肉うどんをおごってもらった。そして、土曜日のときと同じように

「こんどカノジョ紹介して」

と言われて別れた。

っていうか、いるでしょ、ちゃんと!


(追記) 残念ながら、この「オジサマ」は、その後肝臓の病気で亡くなられました。
お葬式にも行かせてもらいました。天国で好きなお酒を心ゆくまで楽しんでいるでしょうか。つつしんでご冥福をお祈り致します。

夜店のベビーカステラ

  • 2003.06.10 Tuesday
  • 21:22
広島では、この週末に「とうかさん」という大きなお祭りがありました。
「とうかさん」は浴衣の着初めのお祭りだそうで、私もいつかは浴衣を着て歩きたいなあ、とは思いますが、まだ叶っていません。

私の生まれ故郷にも、夜店の数も人手も遠く及びませんが、夏祭りがありました。母に手を引かれながら、夜店のひとつひとつが気になって立ち止まっていたものです。

この頃からすでにお菓子ばかりに目が向いていて、綿菓子やリンゴ飴が食べたくて仕方ありませんでした。
母にねだってはみるのですが

「すぐベタベタになるし、全部食べられないでしょ」

「中身はちっちゃいリンゴよ。それに、ベロが真っ赤になるよ!」

と怒られるばかり。トウモロコシやイカ焼きも「高い。」「足の先ばっかりじゃないの」と難癖をつけられて、絶対買ってもらえませんでした。
お許しが出たのは、せいぜいカキ氷と、遊びであれば「風船釣り」ぐらいでした。なので、友だち同士で祭りに行ける年頃になると、お小遣いで真っ先に「禁じられていた食べ物」を買って食べました。

さて、現在の私が、露店で見かけると必ずといっていいほど買ってしまうのが「ベビーカステラ」です。
これも小さい頃に行った縁日に由来します。

毎年、神社の石段を上りきったところに必ずベビーカステラの屋台があって、熱気の中をテキ屋のおじさんがせっせと焼いていました。
屋台の前には卵の殻が、自分の頭の上までうんと積み上げてあって、それがオレンジ色の灯りに照らされていて、あたりに漂う甘い匂いとともに、強く印象に残っているのです。

とっても食べたかったのですが、母にねだったところ、これまた

「あの殻は、宣伝で積んであるんよ。あんなに卵は使っとらん」

と断られて、買ってもらえなかったのです。

幼児期にかなえられなかった物事って、けっこう尾を引くもんですね。

なぜ私が筋肉トレーニングに励むかというと

  • 2003.06.08 Sunday
  • 13:24
答えは簡単。

おいしいものをおいしく食べたいからです。

ジム通いを始めて約1年半が過ぎましたが、おかげさまで心おきなく食事ができるようになりました。

この時期になると、ジムにも女の子の姿が目立ちます。「体重をおとしたいけど、どうすればいいのですか?」という質問をコーチにしているのをよく耳にします。

コーチも、普通の子には食事の内容についてもアドバイスしているのですが、私に対しては違います。
せいぜい「食べたかったら、食べればいいんですよ。翌日にしっかり運動すればいいんですから」とおっしゃるくらいです。きちんと助言を受けて、体を動かすことで、私はいろんなことに気づかせてもらったように思います。

体に対する思い込みは、頭で考えただけでは変わりませんでした。

食事制限なんてできるわけない、かといってこのままブヨブヨした体で、体調も悪いままなのも嫌だ、という私が選んだのは、トレーニングジムに通うことでした。それも、トレーナーがしっかりついていてくれるという条件をつけてです。

トレーニングを続けて、体調や体型が変わっていくことはとてもうれしいことでした。そして、ただやせていくことがすべてないのだ、ということも実感しました。

どう頑張っても筋肉質な体を変えることはできないのだし、華奢なキャミソールやフリルのスカートは似合わないかもしれないが、だったらタンクトップを着て、腕を出して堂々と歩けばよいではないか、と思えるようになりました。

…と、えらそうなことを言ってみましたが、いまだに腹筋運動は苦手でございます。おなかはなかなか引っ込んでくれませんね。

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