浮上しました

  • 2003.01.26 Sunday
  • 13:20
悪い状態も、そんなに長くはつづかない…、これまでの経験からわかってはいるんだけど、いやもう、しんどかった。調子が悪いときに限って、先々のことを心配してしまううんだよなあ。

この数日間、仕事から帰って、すぐに横になっていたので、雑用がたまりあげている。少しずつ片付けていかなくちゃ。

部屋のホコリって、どうしてすぐにたまっちゃうのかなあ?自分の頭や心の中も一緒のことなのかな。

今日のミーティングでは、一ヶ月ぶりに顔を出した仲間がいたので、終了後に少人数で食事をした。たらふく焼肉をいただく。ほかのお客さんがジョッキ片手に談笑する中で、私たちのテーブルはノンアルコールだ。最近はウーロン茶で食事をすることにも、すっかり慣れてしまった。

ミーティング以外で、気心の知れた仲間と、こうして雑談をするのが大好きだし、貴重な時間だと思う。

こんなに朝が辛いなんて

  • 2003.01.23 Thursday
  • 21:40
ほんとに、数年前の、あの「ウツまっさかり」以来のことなんじゃないだろうか?
ああ、ホントに私は感情がブレるんだなあ。

30も過ぎて、自分の操縦方法がわからないとは。

もう、あの暗闇の世界には戻りたくない。健康な人には信じられないだろうが、ウツの頃の記憶が…自分の周りで何が起こっていたのか、はっきりと思い出せないのだ。

ただ、ただ涙が出て、辛くて、消えてしまいたかった、そういった感情は覚えているのだけど、外の世界でどういったことが起こっていたのか、わからない。まるでポッカリと穴が開いたかのように。

夜が明けるたび、朝が来るたび、「また今日も長い一日が始まるのか」とうんざりしていた。その長かったはずの一日一日が、記憶の中では、ぼんやりとした塊になって、頭の中に残っているばかりだ。

気がついたら何年も経っていた、そんな感じだ。

助かりたい。

助かりたい助かりたい。

だから、ひとの話を聴きたい。それは自分を振り返ることになるから。

ともあれ1年

  • 2003.01.21 Tuesday
  • 19:06
日記を読みかえしていて、苦笑してしまった。

過食症なんだから、さぞ「思い切り食べ吐きしたい」などという欲求不満があふれていることかと思っていたのだが、

疲れた

ウツだ

朝が辛い

というグチが多かった。それも想像以上。特に生理前になると、ほんとうにきっちりとした周期で情緒不安定に陥っている。これじゃあ、彼氏が「毎月こんな調子じゃ身が持たん!」と悲鳴をあげるのも、もっともだ。

さて、本日でめでたく「吐かなくなって1年目」を迎えた。ありがたいことだ。まさに奇跡だ。15年分の1じゃないかと言われればそれまでだが、素直にうれしい。

彼氏との生活のことや、自分自身のことなど、先のことを考えると、不安で仕方がない。どんよりとした気持ちになる。いつ暴れだすかわからない狂気を抱えて、今日あっての明日だと、くりかえし唱えてみる。

まあ、ヒマになるとロクなことを考えないのが、私の性分なのであるが。

綱渡り

  • 2003.01.18 Saturday
  • 20:07
半月にいちどの診察の日。

こちらの心療内科はのべ4件目、通い始めて1年あまりがたつが、最近になってようやく自分から前向きに話ができるようになってきた。それまでは、「こういうことをたずねてきて欲しいのに」という思惑があって、なかなか本心が出せなかったのだ。

おそらく、というか、間違いなく、先生はそんな私の計算を見抜いていたのだろう。とても「待ちの構え」と「聞き出し方」のじょうずな先生で(プロだから当たり前だけど)、私の詰まった思考回路を、絶妙なタイミングでつなげてくれる、ということにようやく気がついた(私もつくづくスレた患者である)。

今日は、最近の心の動きを話した。あいかわらず、些細なことで感情がブレる毎日が続いている。でもそれは、ずっと昔から自分の心に起こっていたはずで、昔は、それらをきちんと受け止めずに、過食嘔吐することで紛らわせていたのだろう。

私が回復できたのは…15年も過食嘔吐をつづけていた私が…嘔吐が止まっているというのは、奇跡としか言いようがない。絶対に、自分ひとりの力ではできなかったことだ。

これからも気分の波はあるだろうし、嘔吐していた頃とは違った辛さを経験していくに違いない。だけど、少しずつ、病気とのつきあい方、悪い時の過ごし方が上手になっていけたらいいな、と思う。

「そうですね、綱渡りもだんだん上手になりますよ」

という先生の言葉に、ついつい「あ、じゃあ宙返りもできるようになりますかね」と口をすべらせてしまったら、先生は笑いながら椅子に座りなおして、「や、それはやめてください。落ちますから。」とキッパリとした口調で答えた。笑った顔のまま、硬直してしまったのは私である。

冗談の通じる先生で、よかった。

ウツなのさ

  • 2003.01.16 Thursday
  • 21:50
いやほんと、しんどいです。

今朝は激・激・鬱・ウツでした。
どのくらいウツかというと、休みの電話を入れようかと思うくらい、ひどかったです。昔なら、きっとそうしていたでしょう。

今頃はどうやって切り抜けているかというと、夕方のことまで考えないんです。せいぜい1時間先、あるいは1つ先の行動のことしか思い浮かべません。決して、気合い、なんていうものではありません。そんなもの、無理に入れたらよけいに具合が悪くなります。悪い時は悪いように、すごすしかないんです。

てなわけで、今日はもう寝ます。やっぱりフトンの中が一番幸せ。

 

福音カレンダー

  • 2003.01.16 Thursday
  • 21:25
水曜日のミーティング会場は、市内某所にある教会の一室で行われます。その部屋の壁に掛けられている日めくりカレンダーは、教会にふさわしく、聖書からの言葉がひとことずつ書かれています。

今日は、こんな言葉でした。

聞くに早く 語るにおそく〜忍耐と愛をもって、心を開いて隣人の話を聴きましょう。聴くことは神との出会いです。ゆっくり話し、自分の言葉に責任をもちましょう〜

ええ言葉じゃ!!

でも、実行し続けるのって難しいんだなあ。

魔がさす

  • 2003.01.10 Friday
  • 18:07
まったくもって不調な一日だった。

仕事でもしかるべきタイミングで感謝や謝罪の気持ちが言葉に出せない。
たまたま早く帰宅できたし、フトンにもぐりこんで仮眠をとることにした。
ゾクゾクと背中に寒気を感じて目が覚めた。時計を見ると、もうミーティングに出かけなければならない時刻だった。大して動いていないのに、疲れが取れない。

いいや、休んじゃえ、とフッと思った。

次の瞬間、足元から何かが駆け上がるような気配がした。とても嫌な感触だった。おおげさだが、何かが私を引っ張っている、と感じた。独りでいるのがとても怖くなった。

助けてくれ!と思って、行かなくちゃ行かなくちゃ、と念仏のように唱えながら身支度をした。こんな時こそ、絶対にミーティングに行って、みんなの顔を見なくちゃ。

「ミーティング場は駆け込み寺だ」と言っていた仲間がいた。その意味が心底わかった。ものすごく自分の心がブレていて、狂気の世界の波長に再び自分が合わさってしまいそうな気がして、一目散に自転車をこいだ。

会場では、「力の強い」仲間の隣にずっと座っていた。事情を話すと、輪の中にいた別の仲間が「ついこの間、僕も体験したよ。でもミーティングが終わる頃にはおさまったから、だいじょうぶ」と励ましてくれた。

こんなことを書くと、あたかもオカルト集団のような印象を受けるかもしれない。

確かに、依存症という病魔にとりつかれた私は、じゅうぶんに「気」が狂っている。ささいなきっかけで、すぐ負の「気」に感化されてしまう。しかし、そこから回復した人たちの「気」の威力もまた非常に強いものだ。これは私がミーティングに通ううちに実感したことだ。

悪魔のささやきは数限りなく聞いてきた。ならば、神様のささやきもきっとあるはずだ。私はまだありありと実感したことは無いが、自分ひとりで何もかもを支配できるなどという錯覚を起こさない限りは、いつかは感じ取ることができるだろうと信じている。

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