吐く辛さ、吐かない辛さ
- 2002.03.30 Saturday
- 20:18
やけくそになって食べて吐いて、すさまじい自己嫌悪にさいなまれるのは辛い。「もう二度とこんな思いはするまい」と、いったい何度決心したことだろう。そうやって我慢するのも辛くて、その辛さに耐え切れず、また大量の食べ物を買い込んでしまう、そんなことの繰り返しだった。
一度身についてしまった習慣を変えるのは、苦しいことだ。
わたしを過食へと駆り立てるものは、おもに不安と怒りだ。これらは決してわたしの心の中から消えてなくなることはないだろう。でもそろそろ安易に逃げてばかりはいられない。
理不尽な思いをすることは沢山ある。どう考えても、わたしの怒りは「無理もない」と賛同してほしいし、それが当たり前だと思うことがある。
しかし、わたしはおそらく、不安や怒りに対する自分へのブレーキが効かないのだ。その証拠に、相手を攻撃しなければ今度は「気晴らし」を口実に自分自身を傷つけてしまう…過食嘔吐というかたちで。
以前、職場の人から声をかけてもらったことがある。
「最近、調子が良くなさそうだけど、もしかして職場の人間関係が原因じゃないの?」
その人は、わたしが苦手としている人と仲が良かった(そう思い込んでいた)。「あなたのことを○○さんから(その「お局様」)から色々聞いたのだけれど」。良い内容ではないことは容易に想像がついた。
「一度、声をかけようかと思っていたけれど、あの部屋じゃ話ができないしね。なにか心配ごとがあったら、いつでも来なさい。」
彼女は話を鵜呑みにせず、事情を察してくれていたのだ。
私が怒りをぶつけなくても、どこかでわたしを見ていてくれる人、理解してくれる人は必ずいる。そう実感できて、わたしは涙が出そうになった。
「ありがとうございます。」
以前は、何か言葉を発したくても、それが喉のあたりで止まってしまっていた。事実、喉がつっかえたような、重苦しい感触に不愉快になったものだ。
今は、少しずつ、声に出す練習をしている。わたしが変わってゆけば、周りもきっと変わる、そう信じて。
一度身についてしまった習慣を変えるのは、苦しいことだ。
わたしを過食へと駆り立てるものは、おもに不安と怒りだ。これらは決してわたしの心の中から消えてなくなることはないだろう。でもそろそろ安易に逃げてばかりはいられない。
理不尽な思いをすることは沢山ある。どう考えても、わたしの怒りは「無理もない」と賛同してほしいし、それが当たり前だと思うことがある。
しかし、わたしはおそらく、不安や怒りに対する自分へのブレーキが効かないのだ。その証拠に、相手を攻撃しなければ今度は「気晴らし」を口実に自分自身を傷つけてしまう…過食嘔吐というかたちで。
以前、職場の人から声をかけてもらったことがある。
「最近、調子が良くなさそうだけど、もしかして職場の人間関係が原因じゃないの?」
その人は、わたしが苦手としている人と仲が良かった(そう思い込んでいた)。「あなたのことを○○さんから(その「お局様」)から色々聞いたのだけれど」。良い内容ではないことは容易に想像がついた。
「一度、声をかけようかと思っていたけれど、あの部屋じゃ話ができないしね。なにか心配ごとがあったら、いつでも来なさい。」
彼女は話を鵜呑みにせず、事情を察してくれていたのだ。
私が怒りをぶつけなくても、どこかでわたしを見ていてくれる人、理解してくれる人は必ずいる。そう実感できて、わたしは涙が出そうになった。
「ありがとうございます。」
以前は、何か言葉を発したくても、それが喉のあたりで止まってしまっていた。事実、喉がつっかえたような、重苦しい感触に不愉快になったものだ。
今は、少しずつ、声に出す練習をしている。わたしが変わってゆけば、周りもきっと変わる、そう信じて。
- こころと過食症
- comments(0)
- -
- -