急がば回れ、の年末 

ついに師走がやってきました。

相手方のある用事だと、なにかと待たされることが続いていて、それなりに年の瀬のあわただしさを感じています。

私には、年末になると心がけていることがあります。それは、外出の時にはいつも以上に周りに注意して道を渡ることです。

というのも、以前この時期に、車にはねられそうになったことが、ほんの数日のうちに2回も続いたからです。

ひとつめは夜勤明けのとき。

私は自転車で交差点を渡っていたのですが、斜め前方、反対側の車線からワンボックスカーが走ってきているのが見えました。ウィンカーを点滅させ、私がいる側へ右折しようとしているのに、スピードをゆるめる様子がまったくありません。

空はすでに明るくなっていましたので、横断歩道にいる私には気がついているはず……?しかし、早朝なので交差点付近には私とその乗用車だけ。

やばいと感じた私は、急いでママチャリを漕ぎました。まだ横断歩道を渡りきっていないうちに、私の後ろでビュン!という音と風を感じました。

その交差点は、ふだんは人も交通量も多く、市内電車も通るところです。昼間ならあんなにスピードを出して運転できるところではありません。

ただ、その時は朝のラッシューアワーにはまだ少し早い時間帯でした。この場所だから車は飛ばさないだろう、大丈夫だろうという思い込みが私にありました。

数日後、こんどは信号もない、小さな横断歩道を歩いて渡ろうとしていたときのことです。

タクシーがこちらへ近づいてきました。フロントガラスごしに運転手さんの表情を見たときに嫌な予感がしました。この間の出来事が頭をよぎり、横断歩道の手前で立ち止まりました。

運転手さんは顔を進行方向にまっすぐ向けたまま、徐行もせずに一気に目の前を通過して行きました。私が視界に入っていたかどうか。

もし私が「横断歩道なんだから車が止まってくれるだろう」とあてにしていたら、悪いタイミングではねられていたことでしょう。

忙しくて、ついイライラしがちな時ですし、周りにもそういう人たちが増えてきます。どんなに気をつけていても事故に遭うときは遭うのでしょうが(イヤですけど)、こんなあわただしい時季こそ、子どもの頃に教わったように「右みて左みて、もう一度右みて、手をあげて渡りましょう」ぐらいの心構えでちょうどいいかもしれません。

できるだけ時間にも心にも余裕をもって、年を越したいと思います。
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